俳優のダニエル・ラドクリフが映画『ハリー・ポッターと賢者の石』の撮影中に書いた“人生初のサイン”がオークションに出品。意外な値段で落札された。(フロントロウ編集部)

 女性作家J・K・ローリングによる人気児童小説『ハリー・ポッター』シリーズの映画版で約10年にわたって主人公のハリー・ポッターを演じ、その後もさまざまな作品に出演している俳優のダニエル・ラドクリフ

 今やトップスターである彼が人生で初めて書いたサインが、イギリスで行なわれたあるオークションに出品された。

画像: ダニエル・ラドクリフ

ダニエル・ラドクリフ

 出品者は、2001年に公開されたシリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』の撮影にエキストラとして参加した女性。

 この女性は、当時、「撮影に参加した記念に」と現場に持参した『ハリー・ポッターと賢者の石』の書籍に出演者たちのサインを集めて回った。

 表紙をめくった最初のページには、ダニエルのほかにもハーマイオニー役のエマ・ワトソンやロン役のルパート・グリント、ハグリッド役のロビー・コルトレーン、監督のクリス・コロンバスらのサインがまるで寄せ書きのように記されている。

 出品者の女性は、まだブレイク前、当時11歳だったダニエルにサインをお願いした際、ダニエルが「人生で初めてサインを頼まれた」と話したというエピソードも明かしており、その日がダニエルにとって撮影初日でもあったようだと英Daily
Mailにコメント。

写真右下(クリックして拡大)がたどたどしさを感じるダニエルのサイン。

 今となっては超貴重なこのサイン入り書籍は、最低落札価格500ポンド(約6万5千円)でオークションに出品され、最終的には2,600ポンド(35万円)で落札された。

 ダニエルの人生初のサインだけでなく、ほかのキャストたちのサインも入っているとなると、本来なら『ハリポタ』ファンの間で争奪戦となり、もっと高値がつきそうなものだが、もともと開始価格が低めに設定されていたことや、あまり大々的にオークションの事前告知が行われなかったこともあり、意外にも手頃な価格でラッキーな落札者の手に渡った。(フロントロウ編集部)

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