2012年にこの世を去った歌姫ホイットニー・ヒューストンが歌う主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が世界中で大ヒットしたことでも有名な1993年公開の映画『ボディガード』。劇中で主役を演じたケビン・コスナーが、その続編にはダイアナ元妃が主演する予定だったと米Peopleに明かした。
続編はオリジナルと似た設定で考えていたそうで、ケビン演じるボディガードが恋に落ちるヒロインを、ダイアナ元妃が演じる予定だったという。
しかし、イギリス貴族として育ち、英国王室の元ファミリーであるダイアナ元妃には、ある心配があったよう。ダイアナ元妃に、電話越しにその相談をされたケビンは当時をこう振り返る。
「電話越しの彼女はすごく丁寧に話してくれたのを覚えているよ。そしてこの質問を聞いてきたんだ。『キスシーンのようなものは、あるのでしょうか?』ってね」
もちろんラブストーリーには、キスシーンはつきもの。しかしダイアナ元妃の思いを聞いたケビンは、「彼女の人生は厳しく管理されていたから、彼女は不安に思ったんだろう」と振り返り、「そうだね、少しはそういうのもあるかもしれない。でもどうにかできるよ」と答えたという。
ちなみに、ケビンは2012年に米トーク番組『Anderson Live(原題)』に出演した際にもこの逸話に関して明かしている。ケビンによると、彼の元に出来上がった続編の脚本が送られてきたのは、ダイアナ元妃が交通事故で亡くなった前日だったという。(フロントロウ編集部)