憧れのアーティストに拒絶される
ポップスやR&Bに傾倒した音楽でブレイクしたシンガーのジャスティン・ビーバーだけれど、じつは幼い頃からメタリカやマリリン・マンソンといった激しめでダークなクラシック・ロックの大ファン。
以前からそのことを公言してきたジャスティンは、つい先日、ロックバンド、トゥール(Tool)の名曲「ザ・ポット」の歌詞の一部をインスタグラムストーリーで引用し、フォロワーたちに向けて「僕がさっきの投稿で歌詞を載せた曲を知っている人はどれだけいるのかな?」とコメントし、トゥールのファンであることを明かした。
しかし、このジャスティンの何気ない行動を取り上げた音楽メディアConsequence
of Soundの記事に、トゥールのボーカルであるメイナード・ジェームス・キーナンが反応。
間接的に若い世代のトップスターであるジャスティンにファンだと打ち明けられたことに喜んでいるかと思いきや、メイナードは、ツイッター上で公開された『ジャスティン・ビーバーはトゥールのファン』という記事のリンクに「#bummer(#不愉快)」とコメントをして、ジャスティンからのラブコールを思いきり突っぱねた。
妻ヘイリーがジャスティンに代わって説教
子供の頃から憧れていたバンドのメンバーから、毛嫌いされ、思いもよらない冷たい仕打ちを受けてしまったジャスティン。
落ち込む彼の姿を見ていられなかったのか、彼の妻でモデルのヘイリー・ビーバー(旧姓ヘイリー・ボールドウィン)が、ツイッターを通じてメイナードに直接抗議した。
He expressed he was a fan of your music. Grew up listening to your music. You must be unhappy with yourself that you want to make people feel small who express their admiration for you. Very childish and hurtful thing to do. I hope u find security within yourself. Sad place to be
— Hailey Bieber (@haileybieber) 2019年7月15日
「彼はあなたの音楽のファンだと言ったのよ。あなたの音楽を聴いて育ったって。自分への敬愛を示してくれる相手に肩身の狭い想いをさせようなんて、あなたはよっぽど自分自身に不満があるんでしょうね。すごく子供じみてるし、人を傷つけるような行為だわ。あなたの心に平和が訪れますように。なんて悲しい場所にいる人なの」
現時点では、メイナードはこのヘイリーからのメッセージをスルー。本人の心に響いたかは不明だが、ヘイリーのコメントを見たフォロワーたちは「ファンだってアピールしただけなのに、この扱いは可哀そうすぎる」、「ジャスティン、落ち込まないで。メイナードはトゥールのファンは全員嫌いって感じの人だから」、「ジャスティンのおかげで若い世代の知名度が上がってラッキーじゃないか」といったジャスティン擁護の声を寄せている。
ロッカーたちに不人気
以前、大好きなマリリン・マンソンの顔がプリントされたTシャツをツアーグッズとして発売した際にも、実際に面会した際のジャスティンの態度が気に入らないというマリリンからConsequence
of Soundとのインタビューで「正真正銘のクソ野郎」、「俺の人気を『再燃させてあげた』と言われた」、「体にベタベタ触ってきて馴れ馴れしかった」などと大袈裟にこき下ろされてしまったジャスティン。
なぜか非常に“ロッカーウケ”が悪いようだが、ただ純粋に彼らの音楽を愛してきたジャスティンには何の罪もない。(フロントロウ編集部)