ディズニー・チャンネルのテレビ映画『ディセンダント』でクルエラ・ド・ヴィルの息子カルロス役を務めた俳優の故キャメロン・ボイス。7月6日、持病による発作で20歳の若さで他界したキャメロンの遺志を引き継ぎ、キャメロンの家族が基金を設立した。
キャメロンの名の元に設立されたこの団体はその名も「キャメロン・ボイス基金(The Cameron Boyce Foundation)」。公式サイトによると、「若者に対して、暴力やネガティブなものの代わりとなる芸術や創造のはけ口を提供し、世の中にプラスな変化をもたらす」ことを設立目的としており、「キャメロンの遺したものを称えるため、2019年に設立されました」と記されている。
そしてこの団体の設立について、キャメロンの父ビクターがツイッターを更新。「これについて話すのではなく、行動しよう。キャメロンだったらきっとするような良いことをしよう。彼が遺したものを生かしたままに」とツイートしている。
The Cameron Boyce Foundation. Retweet retweet retweet!!!!!! ❤️
— Victor Boyce (@TheVictorBoyce) 2019年7月16日
Let’s not talk about it, let’s BE about it! Let’s do good as Cameron would. Let’s keep his legacy alive! https://t.co/LY0fAv3lqv
受け継がれるキャメロンの強い志
生前チャリティに精力的に取り組んでいたキャメロン。そのなかでも、積極的に協力していた非営利団体「The Thirst Project(サースト・プロジェクト)(※)」からは、彼の貢献が評価され、2018年には、同団体が毎年行っているアワードでパイオニア賞を受賞。
※安全な飲み水を確保することが難しいアフリカの国々へ水を提供する活動で知られている
キャメロンは同授賞式のスピーチで、「僕たちは自分自身よりも大きな何かをこの世界に残さなくてはなりません」と語っており、「キャメロン・ボイス基金」の公式ページのトップには、この言葉が記されている。
今回の基金立ち上げについて、キャメロンと親しかったセレブらが賛同。友人だった女優のペイトン・リストはインスタグラムにキャメロンの写真を投稿。この団体について紹介し、プロフィール欄には公式ホームページのリンクを貼るなどして、サポートの姿勢を見せている。
多くの人が「キャメロンは心が広く、優しかった」と口をそろえて語っているが、そんな他人のために尽くそうとした彼の遺志が、この基金に受け継がれている。(フロントロウ編集部)