アメリカの政治家が突然解雇され、大ファンであるシンガーに関するメールを部下に送りすぎた結果ではないかと推測されている。(フロントロウ編集部)

「ファン心」が行き過ぎた結果…

 米アイオワ州の福祉局代表を務めていた政治家のジェリー・フォックスホーフェンは、伝説のラッパー2パックの大ファン。

 “大ファン”とは言っても、そのレベルは規格外。なんと約4,300人の部下に過去2年間で350通の2パックに関するメールを送ったほど。さらに、毎週金曜日は“2パック・フライデー”とされ、職場で2パックの楽曲がかけられたそう。

画像: 2パックは90年代のヒップホップ界を牽引した伝説のラッパー。1996年、25歳の時にギャングの抗争に巻き込まれ死去した。

2パックは90年代のヒップホップ界を牽引した伝説のラッパー。1996年、25歳の時にギャングの抗争に巻き込まれ死去した。

 そんなジェリーが先日、福祉局の代表から突然解雇された。

 ジェリーによると、アイオワ州知事キム・レイノルズ氏の補佐官と面会した2時間後に、突然の辞任がレイノルズ知事から発表されたという。

 ジェリーは米ラジオNPRに対し、1人の職員が彼の引用メールに不快感を表し州議会に報告したことは分かっており、それが今回の解雇の原因になった可能性はあると明かした。

 しかし最終的には解雇は「偶然」だと思うとし、「もしこれが理由であれば、(この決定には)心からがっかりします」と話した。

 レイノルズ知事のスポークスマンは英The Guardianに、「ジェリー・フォックスホーフェンの辞任は、様々な要因からなるものです」と、ジェリーの2パック愛が彼の解雇に影響したことは否定した。(フロントロウ編集部)

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