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ディズニー・チャンネル・スターとして活躍するダヴ・キャメロンが、米トランプ大統領に対して苦言を呈した。(フロントロウ編集部)

トランプ大統領を批判

 まもなく放送を控えるディズニー・チャンネルのテレビ映画『ディセンダント』の最新作。シリーズで主演を務め、ディズニー・チャンネル・スターとして活躍するダヴ・キャメロンがツイッターを更新。

画像: トランプ大統領を批判

 ダヴは、アメリカのライターでトランスジェンダーの人々の権利向上を図る活動家として知られるパーカー・モロイの投稿をリツイート。政治に関する意見を度々投稿するパーカーのツイートにはこう書かれている。

トランプ大統領の支持者:いい?私たちは移民のことを愛している。けど、彼らには不法侵入しないでほしい
同じくトランプ大統領の支持者:法律に従って、正規のルートでここにやってきた移民を送り帰せ!

 ダヴはこのトランプ大統領の移民問題について言及するツイートをタイムラインに登場させると、つづけてこうツイート。

「『彼(トランプ大統領)の価値観になにを見つけたかって?彼に価値観なんてものはない。良心もない。なにが正しくて、なにが間違っているか、彼は判断ができないんだ』― トランプ大統領の30年前のゴーストライター」

 ダヴは、トランプ大統領のベストセラー『トランプ自伝-不動産王にビジネスを学ぶ』を執筆したゴーストライターを名乗るトニー・シュワルツの言葉を引用して痛烈に非難した。

ダヴが批判した背景とは?

 今回ダヴが触れたトランプ大統領に関するできごとのきっかけは、7月14日のトランプ大統領の発言。トランプ大統領が「民主党の『革新的』女性議員は、世界でもっとも腐敗し、機能すらしていない国から来ているのに、地球上で最も偉大なこの米国に対し、政府はこうあるべきだなどと大声で罵倒しているなんて興味深い。もともといた、壊れて犯罪に満ちた国を立て直すのを手伝ったらどうか」とツイート。

画像1: ダヴが批判した背景とは?

 トランプ大統領は名指しこそしなかったが、大統領が言う「革新的な女性議員」は、民主党下院の新人4人組で「スクワッド」という通称で呼ばれている、アレクサンドリア・オカシオコルテス、イルハン・オマル、ラシダ・トレイブとアヤナ・プレスリーであるとされている。

画像2: ダヴが批判した背景とは?

 トランプ大統領が「もともといた」場所に帰るよう発言した4人の女性のうち、3人はアメリカ生まれ。唯一の外国生まれである元ソマリア難民のオマルでさえ、17歳の時に米市民権を取得している。この事実が、トランプ大統領の「帰れ」発言への逆風をとくに強くしており、今回のダヴのツイートにつながった。

 これまでSNSなどを通じて、何度もトランプ大統領への不信感を露わにしてきたダヴだけれど、今回も彼の心無い発言に耐えられなかったよう。トランプ大統領と過去に関わりがあったとみられるゴーストライターの言葉を借りて、トランプ大統領の考えに「NO」を示した。(フロントロウ編集部)

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