有毒な虫を食べた男性が死亡
中国東部に住む35歳の男性は、中国の動画共有サイトDouyuで1万5,000人のフォロワーを持ち、毎晩ライブ動画を配信することが日課だったそう。
しかしある日、連絡が取れない男性の様子を見にきた恋人と警察が、彼の部屋で横たわる男性を発見。すでに息絶えた状態だったという。
さらに警察が部屋を見渡すと、男性のパソコンがライブストリームモードの状態であることを確認した。
男性は亡くなる前に動画のライブ配信をしていたそうで、ルーレットに様々な食べ物や飲み物の名前を書き、矢印が止まったところに書かれているものを口にするというゲームを実行していたという。
そのリストには、お酢、卵やお酒といった通常の食品の名前とともに、ムカデ、ヤモリやミールワームといった虫の名前も書かれており、男性はムカデとヤモリを生きたまま口にしたそうで、その2つには毒があったと見られている。
警察は、ライブストリーミング中に男性が食べたとみられる物体を机の上に発見したという。
増え続けるSNS上での危険行為
YouTubeやインスタグラムなどのSNSでフォロワーや視聴数を増やしたいという理由から、過激な行為を行なう人が増えている。
2017年にはアメリカで、あるカップルがYouTube動画を撮影。彼氏が胸の前に持つ本を目掛けて彼女が拳銃を発砲。本が銃弾を止めると考えたうえでの行為だったけれど、銃弾は彼の身体まで到達し、男性は死亡した。
彼女は6ヵ月服役したのちに出所。現在もYouTubeやインスタグラムへの投稿を続けている。
また2017年には中国で、高層ビルの上から動画を発信することで知られていた男性が、62階の高さから転落し死亡。その様子は動画に収められ、インターネット上で拡散した。
アメリカ国立医学図書館の調査によると、2011年から2017年の6年間で、行き過ぎた自撮りで亡くなった人は259人にのぼる。また、この調査は英語で報道されたニュースだけを対象としているため、全世界での死亡者数はさらに多いと見られる。(フロントロウ編集部)