ゴシップガールによって展開した『ゴシップガール』
全米で2007年から2012年まで放送され、日本を含む世界中で社会現象を起こしたドラマ『ゴシップガール』。そのスピンオフ作品の制作が7月中旬に発表され、その内容に注目が集まっている。
スピンオフ版は、オリジナル版『ゴシップガール』の終わりから8年後のアッパー・イースト・サイドを舞台に、現在の高校生たちが主役になることだけが明かされている。
そんななか、『ゴシップガール』シリーズの制作総指揮と脚本を務めるジョシュ・シュワルツが、テレビ批評家協会のプレスツアーに登場。
『ゴシップガール』オリジナル版と異なる、スピンオフで起こる“大きな変化”を明かした。
『ゴシップガール』スピンオフでは何が起こる?
ジョシュは、10年以上前に制作された『ゴシップガール』とスピンオフ版では時代が違うと分析しているそうで、こう語った。
「キャストが成長したっていうバージョンもあったけど…、大人たちがゴシップガールにコントロールされてるって、あんまり筋が通ってないよね。現代では、みんながゴシップガールならおもしろいんじゃないかなって思うんだ。自分たちのやり方でね。自分たちのSNSを使って、ウワサを拡散するんだ。そして、それがどう発展していくのか、どう変化して、次世代のアッパー・イースト・サイドの高校生たちのストーリーを語るのか、それが時代的に正しい気がしたんだ」
そう、なんとオリジナル版では全6シーズンを通して大きなミステリーとなっていた「ゴシップガール」の正体探しが、スピンオフでは行なわれないそう! そのかわりに、みんながゴシップガールという、ファンには衝撃の構想を明かした。
ジョシュの予想外の告白に、現場にいたインタビュアーも驚きを隠せず、「(スピンオフで)ゴシップガールは誰かっていうミステリーはありますか?」と再度確認の質問。
するとジョシュはきっぱりと、こう答えた。
「ないよ」
オリジナル版『ゴシップガール』のシーズン6では、ゴシップガールの正体が「あの人」だったことに衝撃を受けたファンが続出。そんなミステリーがスピンオフでは見られないことは寂しいけれど、今のSNS時代を舞台にしたスピンオフでどんなウワサ合戦が繰り広げられるのかに期待。(フロントロウ編集部)