Photo: Rio de Janeiro Penitentiary Administration Secretariat
服役中のギャングメンバーが面会に来た自身の娘に変装して脱獄を試みるも失敗に終わるという騒動があった。(フロントロウ編集部)

19歳の娘に変装、脱獄試みるも…

 ブラジル・リオでジャネイロの刑務所で麻薬密売の罪で73年の懲役に処されたギャングメンバーの男が前代未聞の方法で脱獄を試みた。

 小柄な体型から「ショーティー(Shorty)」というニックネームで知られる43歳のクラウヴィーノ・ダ・シルヴァ服役囚は、あらかじめ共犯者を使って刑務所内にロングヘアのカツラ、シリコン製の人面マスク、眼鏡、ミッキーマウス型のドーナツがプリントされたピンク色の女性向けTシャツ、グレーのロングカーディガン、スキニージーンズといった変装道具を運び込ませ、自身の19歳の娘を面会に来させたタイミングで彼女に成りすまして脱出を試みるという斬新な計画を実行。

 しかし、明らかに不審な姿に刑務所職員が気づかないはずはなく、ダ・シルヴァ服役囚の計画はあえなく失敗に終わった。

 刑務所が公開した動画には、不気味な10代女性になりすましたダ・シルヴァ服役囚が職員の手により少しずつ変装を解かれていく様子が映し出されている。

 この脱獄劇を受け、ダ・シルヴァ服役囚はより警備の厳しい刑務所に移送されたほか、彼と共謀して脱獄を支援しようとした娘も含む8人が逮捕された。

 ダ・シルヴァ容疑者が同刑務所から脱獄を試みるのは今回が初めてではなく、2013年には下水管を通って刑務所外へ脱出しようとしているところを発見された。(フロントロウ編集部)

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