アン・ハサウェイがボディ・シェイミングに怒り
映画『プリティ・プリンセス』や『オーシャンズ8』で有名なアン・ハサウェイは、1999年から2000年に放送されたドラマ『ゲット・リアル』に出演し、俳優の道をスタートさせた。
現在は最新映画『The Last Thing He Wanted(原題)』のために増量しているアンは、その役作り風景とともに、「次の数ヵ月で、私が太ったって言って辱めようとする人達へ。恥なのは私じゃない。あなたたちよ」と厳しい言葉を突きつけるほど、現代社会の“痩せていなくてはいけない”という価値観にNOと言い続けている。
そんなアンが、俳優デビューをしたばかりの10代で言われた“ボディ・シェイミング”の経験について、米allureに明かした。
「16歳の時、『おめでとう、君が役に受かったよ。痩せろとは言わないけど、それ以上は体重を増やさないようにね』って言われたの。もちろんそれは、私は痩せなくてはいけないという意味でね」
しかし、当時は言うことを聞くしかない10代だったアンも、現在ではトップ俳優に。その出来事から20年が経ち、多くの人がボディ・シェイミングについて声を上げ続けたことによって、アンはある「美しい」経験をしたそう。
「(10代の頃の経験から)20年が経った後、衣装デザイナーのアン・クラブトリーが、生理中に私の身体にどんな変化があるか聞いてきたの。知っておけば、衣装を調整できるからって」
そう聞かれた時、アンは驚き、なんて美しいことだろうと思ったと語る。
アンは、ハリウッドに良い変化が起きているのは認めたうえで、「痩せていることは、いまだに当然のように“普通のこと”として期待されてる」と、まだまだ多くの課題に立ち向かっていかなくてはならないと話した。(フロントロウ編集部)