『ディセンダント』の出演で知られる女優のダヴ・キャメロンが、インスタグラムにブラレスのセルフィーを投稿した。(フロントロウ編集部)

ダヴが写真を投稿した意図とは

 ディズニー・チャンネル・スターとして活躍するダヴ・キャメロンは、ティーンを中心に絶大な支持と人気を集め、10代の“お手本”と称されることも多い。そんなロールモデルらしく、これまで政治についてたびたび言及したり、自身のコンプレックスを明かしたりするなど、ファンにメッセージを発信してきた。

画像: ダヴが写真を投稿した意図とは

 そんなダヴが、インスタグラムにノーブラでセルフィーを投稿。“ティーンのお手本”として活動する彼女にしては少々過激とも取れる写真だけれど、ダヴにはある想いがあるようで、キャプションにはこう綴られている。

「女性は、一貫して抑圧されてきた過去をもっている。私たちの人生における安らぎは、男性の要求や彼らの権力に合わせるために汚されてきた。これは、女の子たちや彼女たちが成長して大人になってからの自尊心に深い影響を与える。その影響は、その後の彼女たちの人生の選択や、パートナー、そして経済的な安心に垣間見えるもの。そして、彼女たちの将来のパートナーが彼女たちをどのように考えるか、最終的にはどのように扱うかに影響してしまう。女の子たちはもっと良い人生を送るに値する。今こそ、すべての子供たちにフェミニズムとはなにかということと、女性にとっての安らぎを教えるとき」

 ダヴは、Sacred Feminine(神聖な女性性)(※)について書かれた本「Singing Woman: Voices of the Sacred Feminine.(原題)」から引用した言葉で、女性に対する社会の重圧について触れ、“男性のために女性はこうあるべき”という考え方が、女性に悪影響を及ぼすことをほのめかした。
※“女性らしさ”は、“男性らしさ”に対比して定義されるものではなく、神に近いもの。神は人に例えたら、「男性」または「女性」に分類されるのではなく、その双対を越えるという考え方。

 じつは、このダヴのブラなしの姿は、ここ数年で広がっているムーブメント「フリー・ザ・ニップル(Free the Nipple)」に共通するもので、女性の乳首は卑猥なものとしてブラの着用を強要されていることをはじめ、女性にブラをするか、しないか選択する権利がないこと、男女間にあるできることの差に「No」を突き付けるもの。

 セレブ界でもこれまで、マイリー・サイラス、ケンダル・ジェンナーやジジ・ハディッド、セレーナ・ゴメス、リアーナ、エミリー・ラタコウスキー、カーラ・デルヴィーニュなど、多くのセレブたちがブラを着用せずに外出してメッセージを発信してきた。

 そして今回“ティーンのお手本”として支持を集めるダヴも、この考えに賛同してインスタグラムを更新。彼女の投稿に勇気をもらったというファンの声が多く挙がっている。(フロントロウ編集部)

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