アメリカで、テレビを家の前に置いていく「TVサンタクロース」が目撃された。(フロントロウ編集部)
古いテレビを置いてまわるTVサンタ
アメリカのヴァージニア州で、約50軒もの軒先に奇妙な贈り物が配られる騒動が起きた。
事が起きたのは、8月中旬。ある家の住人が朝起きたところ、家の前に古いテレビが置かれていることに気がついたそう。当初は息子が置いていったのかと思った住人だけれど、そうではないことが発覚。そこで家の防犯カメラをチェックしたところ、なんとも奇妙な人が映っていた。
その人は、なんとテレビを頭に被って登場!
テレビのブラウン管を頭にすっぽりと被り、まるで日本の映画館でおなじみの“映画泥棒”のような出で立ちの犯人は、両手で抱えたテレビを家の軒先に置くと、立ち去るときには防犯カメラに手を振る余裕も見せた。
その出で立ちから、全米は「TVサンタクロース」が出たと大盛り上がり。TVサンタクロースのキャラクターイラストが出回るなど、大人気キャラクターとなった。
住民たちもテレビが貰えてラッキーかと思いきや、TVサンタは大不評。古すぎるテレビは、地元警察がすべて回収してまわったという。
警察はこの事件を誰かをターゲットにした犯罪とは考えておらず、街の住民も、「ただのイタズラでしょう。大学生が暇で飽きたんじゃないですか」と米NBCに話した。(フロントロウ編集部)