アヴィーチーの追悼公演が決定
現地時間2018年4月20日に訪問先だったオマーンの首都マスカットで自ら命を絶ち、28歳という若さでこの世を去ったプロデューサー兼作曲家のアヴィーチーことティム・バークリング。2019年6月には、アヴィーチーが亡くなる前まで制作していたアルバム『ティム』がリリースされ、遺作には日本を代表する楽曲「上を向いて歩こう」をサンプリングしていたことでも大きな話題を呼んだ。
アヴィーチーがこの世を去って、早1年が過ぎたけれど、ここへきて最後まで音楽と向き合っていたアヴィーチーのことを追悼するために仲間が集結。そして12月5日にアヴィーチーの故郷であるストックホルムでトリビュート公演を行なうことが決定した。
現段階で出演が決まっているアーティストは、大ヒット曲「ウェイク・ミー・アップ」や「ライアー・ライアー」でコラボしたアロー・ブラックをはじめ、「ロンリー・トゥギャザー」でコラボしたリタ・オラ、「フォー・ア・ベター・デイ」でコラボしたアレックス・エバートなど。
さらに生前アヴィーチーと親しくし、8月下旬にはアヴィーチーの遺作『ティム』に収録されている「ヘヴン」をリミックスした音源を発表したデヴィッド・ゲッタや、アヴィーチーを敬愛するカイゴ、アヴィーチーを発掘したレイドバック・ルーク、ディミトリ・ヴェガス&ライク・マイク、ニッキー・ロメロなど豪華DJが集合して、トリビュート公演に華を添える。
また、追悼公演についてはアヴィーチーの父親もコメントを出しており、「ティムは彼の曲を大きなバンド編成でやることを計画していたんだ。今、彼の夢を現実に出来て、そしてファンの皆さんと彼の音楽をこのような形で体験できることを嬉しく思う」とプレスリリースを通してアヴィーチーの夢を実現できることの喜びを語った。
アヴィーチーの追悼公演の収益はすべて、アヴィーチーの家族が設立したメンタルヘルスに焦点を当てた財団で、精神疾患と闘う人たちをサポートして自殺防止のための活動をする、ティム・バークリング基金へと寄付される。
アヴィーチー追悼公演詳細は以下の通り。
AVICII TRIBUTE CONCERT FOR MENTAL HEALTH AWARENESS
日にち:12月5日
場所:ストックホルム、フレンズ・アリーナ
チケット販売開始期間:日本時間9月5日17時~
(フロントロウ編集部)