エリック王子役に「立候補」
主人公のアリエル役に黒人の血を引く若手シンガーのハリー・ベイリーが抜擢されて世間で議論を巻き起こしたのち、相手役となるエリック王子へのキャスティングを打診されていたシンガーのハリー・スタイルズがまさかの辞退をしたことが明らかになるなど、制作開始前から大きな注目を集めているディズニーの実写版映画『リトル・マーメイド』。
そんな作品にぜひ出演したいと、ハリーが断ったエリック王子役に名乗り出たのがNetflixの大人気ドラマ『13の理由』でトニーを演じる俳優のクリスチャン・ナヴァロ。
8月の半ば、ハリーのエリック王子役辞退のニュースを聞きつけたクリスチャンは、ツイッターを通じて、ディズニーの公式アカウントや海の魔女アースラ役の最有力候補とウワサされている女優のメリッサ・マッカーシーに宛てて、自分をエリック役に抜擢してみないかと提案した。
So I heard Harry Styles passed on Prince Eric, well...I can sing. Black Ariel/Latino Prince...no ones called but Season 3 drops next week and I think it’s one hell of an audition ♂️@DisneyStudios @melissamccarthy
— Christian Navarro (@ChristianLN0821) August 14, 2019
「ハリー・スタイルズがエリック王子役をパスしたって聞いたんだけど…僕も歌えるよ。黒人のアリエルとラテン系の王子なんてどうかな。誰からも連絡は来てないけど、『13の理由』のシーズン3が来週から(※)配信開始するし、オーディションを受けさせてもらえるなら、僕は全力で臨むよ」
※『13の理由』のシーズン3は8月23日だった。
黒人の血を引くハリーがアリエル役を演じるなら、ラテン系の血を引く自分がエリック王子を演じたっておかしくはないはずだというクリスチャンのこの発言には、たくさんの人が賛同のリアクションを見せた。
ディズニーからお呼びがかかる
このツイートから約半月後、クリスチャンから『リトル・マーメイド』に関してアップデートが。
なんと、彼のツイートや世間の人々の反応を目の当たりにしたディズニーから声がかかり、本当にエリック王子役のオーディションを受けるチャンスを得たという。
Idk what happened to the other tweet.
— Christian Navarro (@ChristianLN0821) September 3, 2019
But! @disney saw this, saw your support, and gave my team a call. They wanted to see what I could do. Tapes sent. Fingers crossed. Let’s make some history. #iloveyou3000 #PrinceEric #TheLittleMermaid https://t.co/192ZTsfqyH
「この間のツイートに何が起きたかわからないけど、なんと、ディズニーの目に留まったみたいで、みんなのサポートのおかげもあり、僕のマネージメントに連絡がきたんだ。僕の実力を見てみたいって。オーディションテープを送ったよ。あとは幸運を祈るのみ。一緒に歴史を作ろうぜ」
『13の理由』では、バッドボーイ風ながら心優しく主人公をサポートするゲイの高校生トニーを演じているクリスチャン。
「僕は歌える」というコメントの通り、音楽活動も行っている彼は、2018年にシンガーソングライターのエヴァンジェリアとのコラボで、『13の理由』に登場する女子高生ハンナに宛てたトニーからのラブレターと題した楽曲「Hello Again(ハロー・アゲイン)」をリリース。ハスキーで甘い歌声を披露している。
ちなみにクリスチャンとアースラ役への抜擢がウワサされているメリッサ・マッカーシーは、映画『ある女流作家の罪と罰』(2018年公開)で共演している。
『リトル・マーメイド』のエリック王子役には、Netflixの映画『好きだった君へのラブレター』でブレイクした俳優のノア・センティネオやシンガーのショーン・メンデスといった若手イケメンセレブをキャスティングして欲しいとファンたちが熱望しているが、果たして誰がキャスティングされるのか、今後の続報に注目。 (フロントロウ編集部)
名称に誤りがあったので修正しました。