映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でメガホンを取ったクエンティン・タランティーノ監督が、自身の作品につかった音楽のなかで一番印象に残っている曲について語った。(フロントロウ編集部)

一番誇りに思っている挿入歌は…

 ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオがW主演を果たした映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で監督を務めたクエンティン・タランティーノが、英BBC1のインタビューで、日本を代表するアーティストのひとり、布袋寅泰を大絶賛した。

画像: 『キル・ビル』撮影時のタランティーノ監督。MIRAMAX / Album/Newscom

『キル・ビル』撮影時のタランティーノ監督。MIRAMAX / Album/Newscom

 布袋寅泰といえば、自身が作曲した「BATTLE WITHOUT HONOR ORHUMANITY」を、タランティーノ監督の映画『キル・ビル』に楽曲提供したことで有名。

 タランティーノ監督は、この曲を自身の監督作で使用した楽曲の中で一番誇りに思っている楽曲として選んだ。

「布袋寅泰という日本のアーティストが映画『新・仁義なき戦い』で使ったテーマ曲を『キル・ビル』ではアレンジテーマとして使ったんだ。彼女(オーレン石井役ルーシー・リュー)が側近を連れて青葉屋にやってくるシーンで」
「この曲は『新・仁義なき戦い』という映画で使用されていて。この映画を見た日本人はあまりいなかったらしいんだけど、僕がこの映画を知ったのは、ファンである『仁義なき戦い』のリメイク版だったから。リメイク版は好きじゃなかったんだけど、音楽はまあ素晴らしかった。だから、楽曲を手に入れてシーンにいれたら、この曲が『キル・ビル』のテーマ曲みたいになって、イケてる人たちがスローモーションで登場する定番の入場曲みたいになって、さらには映画『チーム アメリカ/ワールドポリス』や『シュレック3』に使われたんだ。この曲が『シュレック』にまで受け継がれたなんて本当に信じられないよ!」

画像: 一番誇りに思っている挿入歌は…

 タランティーノ監督が選曲した楽曲が、様々な映画に派生していき、ついには子供向けの大ヒットアニメーション映画にも使用されるまでになったことへの興奮を口にした。(フロントロウ編集部)

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