娘を裏口入学させたフェリシティ・ハフマン
2004年から2012年まで放送されたドラマ『デスパレートな妻たち』のフェリシティ・ハフマンや『フラーハウス』のロリ・ロックリンなど、多くの富裕層が自分の子供を名門大学に不正に入学させたとして世間を騒がせた裏口入学騒動。
フェリシティは約165万円を裏口入学の斡旋業者に支払い、娘の試験の点数をかさ増ししたことを認め、検察に起訴されている。
そんななか、9月13日にフェリシティの判決が言い渡されるのを目前に、フェリシティの夫や親しい友人たち27人が、裁判官に向けてフェリシティを擁護する手紙を提出した。
そのなかには、『デスパレートな妻たち』で共演したエヴァ・ロンゴリアや、脚本家であるマーク・チェリーの名前も。
『デス妻』撮影現場での「イジメ」が発覚
『デスパレートな妻たち』の共演者たちに関しては、これまで不仲説が根強く流れていた。そして今回、フェリシティを擁護するエヴァの口から7年の時を経て、当時の現場の様子が語られて注目を集めている。
「共演者から、仕事場でいじめられていた時期がありました。その人と一緒に仕事をしなくてはいけない日々は拷問以外のなにものでもなく、私にとって恐怖でしかありませんでした。ある日、フェリシティがいじめは“もういい”と言ってくれて、それはすべて止まりました。私は誰にもいじめについて話したことも、文句を言ったこともなかったのですが、私が不安に押しつぶされそうなことを、フェリシティは気がついてくれたのです」
そういって、撮影現場でのいじめの経験を明かし、そこから救ってくれたのはフェリシティだったと明かしたエヴァ。さらに撮影開始当初は、エヴァは他の共演者に比べてキャリアが浅かったことなどを理由に、メインキャストの1人でありながらも賃金が低かったという。その格差を改善してくれたのも、フェリシティだったそう。
「フェリシティは私のために立ち上がってくれ、番組の成功はすべてのメインキャストのおかげであり、誰か1人のものではないのだから、(4人のお給料を同じ額にすることは)公平であると言ってくれたのです。この闘いは数週間にわたりましたが、フェリシティは、それは正しいことだとみんなを説得してくれました。そして彼女のおかげで、私は恵まれた待遇を受けられるようになりました。それはお金の話ではありません。私が平等に見られているという事実を、そしてフェリシティはいつも私をそう見てくれていたという事実を意味します」
さらに脚本家のマークも、撮影現場には「態度に深刻な問題のある大物女優」がいたと告白。しかしフェリシティは、無視されるとは分かっていても、そんな彼女にも挨拶をし続けていたと明かした。
フェリシティは、裁判で検察側から最低1ヵ月の実刑判決と約220万円の罰金を求刑されたと報じられている。フェリシティの判決は、9月13日に下される。(フロントロウ編集部)