もくもく可愛い「雲アイライン」
2020年春夏コレクションの発表の場として世界各地で順次開催されるファッションウィーク。その皮切りに開幕したニューヨーク・ファッションウィークで、数々の人気ブランドが取り入れていたのが、目の周りに白やパステルカラーのアイライナーで“雲”のようなモチーフを描く「雲アイライン」。
春の爽やかでスウィートな着こなしに合わせて提案されたこの「雲アイライン」は、ユニークな可愛らしさはもちろん、簡単にできる手軽さで早くもファッショニスタたちの間で注目を集めている。
Anna Sui(アナ・スイ)
メイク業界のカリスマ、パット・マクグラスが監修を手がけた今季のAnna Suiのランウェイメイクは、広範囲に入れた真っ赤なアイシャドウを引き締めるように白いジェルライナーで描かれた丸みのあるまつ毛のようなアイラインがポイントに。目の下に星形のスパンコールをプラスしてドリーミーに仕上げて。
Cynthia Rowley(シンシア・ローリー)
トライベッカ地区のジェイ・ストリートに用意された屋外特設ランウェイで発表されたCynthia
Rowleyのコレクションには、70年代風のサイケデリックなBOHOルックをより柔らかい色使いで昇華させたアイテムが多数登場。フェミニンな着こなしのアクセントとして使われていたのが、白いアイシャドウを使って目尻や目頭にもくもくと描かれた雲の形のアイラインだった。
Rosie Assoulin(ロージー・アスリーヌ)
サマーチェックやストライプ、パリッとした質感のコットンなど初夏を感じさせるリゾートな雰囲気のアイテムがラインナップしたRosie Assoulinのコレクションでは、パステルブルーやパステルイエローといったミルキーなカラーの”天使の羽”のようにも見える「雲アイライン」が採用。
春夏コレクションに合わせて考案された「雲アイライン」だけれど、普段のメイクに取り入れるのはちょっと抵抗があるという人でも、ハロウィンメイクとして先取りするのはアリなはず。目を囲むように描いても良し、目尻や目頭にだけプラスしても良し、アレンジ自由自在な「雲アイライン」を楽しんでみては。(フロントロウ編集部)