俳優のドウェイン・ジョンソンが映画『ワイルド・スピード』シリーズで共演した故ポール・ウォーカーとの友情を振り返る熱いメッセージをしたためた。(フロントロウ編集部)

ポールの誕生日に熱いメッセージ

 映画『ワイルド・スピード』(以下『ワイスピ』)シリーズに第5作目の『ワイルド・スピード MEGA MAX』から元FBI特殊捜査官のルーク・ホブス役で加入したドウェイン・ジョンソンが、同シリーズの1作目からメインキャラクターの1人であるブライアン・オコナー役を務めながらも、2013年に交通事故で他界した故ポール・ウォーカーとの友情を振り返るメッセージを綴った。

 存命なら9月12日で46歳を迎えるはずだったポールの誕生日に合わせ、ドウェインは、インスタグラムにポールとのツーショット写真を投稿。

 そこには、これまであまり語られなかったポールとの友情や、最近、彼の親しい人が交通事故に見舞われたことで改めて悟った事柄などが書かれていた。

「俺は友だちに関する投稿をしない。個人的な投稿もあまりしない。それは相手との思い出や絆をあくまでもプライベートなものとして穏やかに維持したいからだ。
でも、なんだか今日は、俺たちみんなの人生がいかに脆く、壊れやすいのかを改めて思い知らされている気分だ。
今日はポールの誕生日。世界中で彼が遺した功績が祝福されてる。俺と彼の友情は、お互いの娘ミドゥとシモーヌを通じて育まれた。彼とは、父親であることの誇りや、娘を守りたいという気持ちが共通していた。
最近、また俺の友人の1人が交通事故で命を落としそうになった。
そんな色々なことを考えていたら、人生とは、なんて美しく、そして予想がつかないものなんだろうと感じたよ。
俺たちは、通りを曲がったその先に何が待ち受けているかなんて知る由もない。だからこそ、今は亡き愛する人たちや祖先たちの名誉にかけて、できる限り素晴らしい生き方をしなきゃならない。
いい一日を過ごしてくれ、友よ。」

 ドウェインのメッセージに登場する「ミドゥ」とはポールの忘れ形見で今年21歳になる長女のミドゥ・ウォーカーのこと。

ポールの長女ミドゥ。

 ドウェインと前妻の間の長女であるシモーヌは現在18歳で、ドウェインとポールは、娘たちの年齢が近いこともあり、『ワイスピ』の撮影の合間などに“パパトーク”を通じて意気投合したよう。

 そして、ドウェインが「交通事故で命を落としそうになった」と話した友人とは、彼の親友で主演作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』にカメオ出演した俳優のケヴィン・ハートのこと。

画像: ドウェインとケヴィンは『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』で共演。

ドウェインとケヴィンは『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』で共演。

 ケヴィンは、9月1日、ロサンゼルス郊外で友人が運転する車に同乗していたところ、コントロールを失い、道路脇から崖下に転落。幸い命に別状は無いものの、背骨を3か所骨折するなどの重傷を負った。

 現在は、緊急搬送先された病院からリハビリを行なうための理学療法施設へと転院し、1~2週間後には自宅に戻れるようだと伝えられているが、ドウェインは、ケヴィンの事故の報せを受け、妻ローレン・ハシアンとのハネムーンを早めに切り上げ、ケヴィンが出演するはずだったトーク番組に代役として出演していた。


『ワイスピ』ファミリーがポールを追悼

 身近な友人であるケヴィンが交通事故に巻き込まれたことから、ポールの事故について改めて思いを巡らせた様子のドウェイン。

 ポールの誕生日に追悼メッセージを送ったのは彼だけではなかった。

 シリーズ第1作目からポールとともに主演を務めているドミニク役のヴィン・ディーゼルは、ポールに宛てた長文メッセージを投稿し、現在制作中の第8作目のスコットランドでの撮影の合間にキャストやスタッフたちとパーティーを開いたこと、ポールの長女ミドゥからメールが届いたことなどを報告。

「ミドゥは君と同じ心の持ち主だ」と彼女の優しさがポール譲りだと絶賛し、「不思議だけど、君は今でも世界をより良い場所に変化させ続けている」と綴った。

 ローマン役のタイリース・ギブソンは、「今でも毎日、友人でありブラザーである君を恋しく思う」と記し、ポールの娘ミドゥが美しく強い女性に成長していることに驚いたとコメント。「ハッピーバースデー、ブラザー!」とメッセージを締めくくった。

 テズ役のリュダ・クリスは、大きく口を開けてお茶目な表情を浮かべるポールの写真を公開し、「ハッピーバースデー、ブラザー! 君の偉大さはこれからもずっと生き続けるし、俺は今でも君の存在をいたる所に感じてる」とコメントした。

(フロントロウ編集部)

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