マーガレット・クアリーってどんな人?
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で、実在したカルト集団のマンソン・ファミリーのメンバーで、ブラッド・ピット演じるクリフ・ブースに接近した少女プシーキャットを演じた、マーガレット・クアリー。
9月はじめに、アリアナ・グランデの元婚約者として知られるコメディアンのピート・デヴィッドソンとの手繋ぎデートが激写され、熱愛がウワサされたことでも世間の関心を呼んだマーガレットは、業界人も注目する現在24歳の女優。
母親が女優の2世セレブ
マーガレットの母親は、90年代の映画に数多く出演した女優のアンディ・マクダウェル。セレーナ・ゴメス、レイトン・ミースター、ケイティ・キャシディが主演を務めた2011年の映画『恋するモンテカルロ』で、セレーナが演じたグレースの母親役を務めたことでも知られている。父親はモデルのポール・クアリーで、アンディとポールは、マーガレットが5歳の時に離婚している。
マーガレットには、7歳年上の兄ジャスティンと、4歳年上の姉レイニーがいる。
16歳までダンサーの道を目指していた
ノースカロライナ州出身のマーガレットは、16歳でニューヨークに渡り役者の道に進むまで、プロのダンサーになることを目指していた。しかし、ダンサーとして“ベストになれない”と悟った段階で早々にその道を断念。当時交際していた恋人と演劇のクラスを受けたことがきっかけで、母親と同じ役者の道を目指すようになった。
モデルとして経験を積む
モデルとしてキャリアをスタートさせたマーガレットは、KENZO(ケンゾー)やTory Burchといった人気のファッションブランドの顔として、プロモーションビデオに出演。KENZOのムービーでは、得意のダンスを披露した。
トップ俳優と多数共演歴あり
マーガレットが俳優としてブレイクするきっかけになったのは、ジャスティン・セロー主演のドラマ『(ザ・レフトオーヴァーズ)The Leftovers』で、ジャスティン演じるケヴィンの娘役に抜擢。同作での演技が業界人の目に止まり、その後、ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングが主演した映画『ナイスガイズ!』で物語のカギを握る美少女を熱演するほか、日本の漫画が原作のNetflix映画『Death Note/デスノート』で主人公ライトの恋人を演じた。
『ワンハリ』の“ワキ毛”は本物
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で運転中のブラッドの太ももに寝ころんだシーンでワキ毛を披露し、強烈な印象を残したマーガレット。今ではワキ毛用のウィッグが存在するため、演技のために体毛を伸ばす必要はないけれど、60年代のヒッピーを演じるにあたり、マーガレットは自分のワキ毛を伸ばした。
エミー賞にノミネート
数多くの映画に出演しているマーガレットは、今年、ミシェル・ウィリアムズとサム・ロックウェルが主演するドラマ『フォス/ヴァードン(Fosse/Verdon)』で、2019年のエミー賞のコメディ部門の助演女優賞にノミネート。これまで以上に磨きのかかった演技で、演技の三冠のひとつであるエミー賞のトロフィー獲得に王手をかけている。
話題映画に出演
クリステン・スチュワートとアンソニー・マッキーが共演し、先日行なわれたヴェネチア映画祭やトロント国際映画祭(TIFF)で話題を呼んだ新作映画『Seberg(原題)』に、マーガレットも出演。同作は、黒人差別があった時代に、黒人解放闘争を展開していた組織ブラックパンサー党をサポートした実在した白人の女優ジーン・セバーグの人生が描かれる。
(フロントロウ編集部)