夫妻の“飾らない人柄”に逆に困惑の声!?
2018年5月に結婚し、その翌年5月に待望の第1子となるアーチーが誕生した英王室のヘンリー王子とメーガン妃が、アーチーを連れて夫妻にとって思い入れのある南アフリカ共和国を訪問。一家三人での公式外遊は今回が初めてということもあり、色々と規制も多いのかと思いきや、まったくそんなことはないという。
米Vanity Fairによると、夫妻はできるだけ「形式ばったことを避けたい」と考えているそうで、公式の場で王室の面々と会う際に行なう“お辞儀”も必要ないと考えており、「殿下(His Royal Highness)」「妃殿下(Her Royal Highness)」という呼び方についても、普通に「ヘンリー」「メーガン」とファーストネームで呼ばれることを望んでいるのだとか。
ただし、南アフリカ滞在中に夫妻と会う予定だという人のなかには、「正直、お2人とどう話したらいいのかわかりません。(ヘンリー王子とメーガン妃に会う際の)エチケットやマナーといった注意事項も受け取っていません。恐らくサセックス公爵と夫人のご意向なのだと思いますが、(決まりがないと)どんな風に接したらいいのか…」と、困惑の声を上げる人も。
もちろん個人が自分の意志で礼儀を守って接する分には問題ないが、“王室のルール”とも言われる礼儀作法や外交儀礼を「強制したくない」というのが夫妻の本音のよう。
現地の人たちと積極的に交流
ちなみに、10日間の滞在スケジュールでびっしり予定がつまっているヘンリー王子とメーガン妃は、南アフリカ到着後、休むことなくケープタウンにある人権保護団体「ザ・ジャスティス・デスク(The Justice Desk)」を訪問。
女性や子供の人権を守るための教育や、啓蒙活動を精力的に行なっている同団体の面々から手厚い歓迎を受けた2人は、集まった人たちと談笑したり、音楽に合わせて一緒に踊ったり、積極的に交流を図った。
ヘンリー王子とメーガン妃が、現地の女性や子供たちと手を取り合ってダンスをする様子を撮影した映像がコチラ。
また、原則、一般人は王室メンバーの体に触れてはいけない決まりになっていることから、本来であれば禁止されているはずのハグをする場面も。
ヘンリー王子と結婚する前から、ザ・ジャスティス・デスクが行なっているような人権保護活動に意欲的に取り組み、とくに女性の地位向上のために様々な支援をしてきたメーガン妃。この日行なったスピーチでは、“個人的な話がある”としたうえで、「私は母として、妻として、女性として、有色人種の女性として、あなたたちの姉妹としてここにいます。私はあなたの味方です。あなたを応援しています」と、メッセージをおくった。
今回の公式外遊は外交よりも、現地の人たちの声を直接聞いて触れ合うことを目的としており、アフリカ滞在中は、その地域のコミュニティに根付いた団体や施設の訪問がほとんどだという。(フロントロウ編集部)