次は「“公開処刑”にしてやる」と激怒
今年のグラミー賞で女性アーティストとして史上初めて「最優秀ラップ・アルバム賞」を受賞した、ラッパーのカーディ・Bが、過去にある雑誌の撮影中にカメラマンから「雑誌に載りたいんだろ?」と不適切なかたちで言い寄られた挙げ句、「男性器」を見せつけられるセクハラ被害にあっていたことを、米WE TVの番組『アントールド・ストーリーズ・オブ・ヒップ・ホップ(Untold Stories of Hip Hop)』で初告白した。
「ある雑誌の撮影で起こったあの出来事を私は一生忘れない。彼が私に近づいてきて、『雑誌に載りたいんだろ?』と言いながら、自分のアソコを見せてきたの!ものすごく頭に来た。『こんなのクレイジーすぎる』って感じだったわ。『いい加減にして!いい?私は降りる』ってね」
しかし、すでに怒り心頭のカーディをこの後さらにうんざりさせる出来事が…。後日、事の一部始終を雑誌の編集長に説明したところ、返ってきた言葉は「で、だから?」というたったひと言だけだった。謝罪の言葉もなければ、とくに気にかける様子もなく、カーディはただ泣き寝入りするしかなかったそう。
続けて、昨今のMeTooムーブメントに話が及ぶと、自分と同じように貧困層の多い地域で育った女性のなかには、自分と同じような経験をしたことがある人たちがたくさんいると訴えかけた。
ちなみに、インタビュアーの女性から「今でもまだそういうことが起きるの?」と聞かれたカーディは、「まったくないわ」と否定しつつ、「もしも今そんなことがあったら、インスタグラムで“公開処刑”してやるわ」と息巻いた。(フロントロウ編集部)