恋人をレイプした少年が逮捕
イギリスのベヴァリーに住む少年が、恋人をレイプしたとして自分自身を通報した。少年は、電話中に母親に向かって「黙ってくれ!あれは間違いなくレイプだった。僕は彼女をレイプしたんだ」と叫んでいたとそうだと、英Hull Liveが伝えている。
現在17歳の少年は、2年前の2017年に当時14歳の少女と交際。約1年の間付き合っていたという2人だけれど、少年は少女にセックスを強要していたそう。
さらに少年は、ベッドの部品やドラムスティック、ホッケーのスティック等で彼女に暴力をふるい、セックスを強要したこともあったという。
事件を担当した検察官によると少年はアダルト動画にハマっていたそうで、見るべきでないと分かっていながらも、自分のタブレット端末で見ていたそう。さらに少年は、レイプが悪いことだとは思わず、自分を興奮させたと話した。検察は、少年は“セックスに対する幻想”を少女と出会う前から持っていたと分析する。
少女の母親によると、少女は少年と交際中に自傷行為をするほど追い込まれていたという。さらに少女は裁判で、裁判に関わっていることが原因で名門校への進学を諦めることになったと言い、少年は自分の人生をめちゃくちゃにしたと話した。
暴力的なアダルト動画は悪影響?
日本の警察庁科学警察研究所が1997から98年にかけて、強姦(ごうかん)や強制わいせつの容疑で逮捕された加害者に調査を行なったところ、33.5%が「AVを見て自分も同じことをしてみたかった」と回答。さらに少年にかぎれば、その割合は49%にまでなるとの結果が出ている。
エドワード・ドナーシュタインの実験によると、すべてのアダルト動画が問題なのではなく、女性への暴力を含むアダルト動画を見た男性が女性への攻撃性を顕著に高めたという。
また、性犯罪が起きる要因には加害者の過去に深刻なトラウマがあったり、加害者に人格障害や発達障害の傾向があったりと、一概にアダルト動画だけが問題であるとはいえないとも言われている。
現在17歳となった少年には、20年以上の実刑判決が下されるとみられている。(フロントロウ編集部)