母乳じゃなくても大丈夫
アメリカに住むフェリシア・サンダースは、プロのフォトグラファー。多くの赤ちゃんを撮影してきたフェリシアは、ある思いを抱いて3組のママと赤ちゃんを撮影した。そこには、母乳をあげているママ、ミルクをあげているママ、そしてチューブで栄養をあげているママの姿が。
インスタグラムに公開されたこの作品には、フェリシアのこんなメッセージが添えられていた。
「あなたの選んだ授乳方法がなんであれ、あなたは素晴らしい!」
日本ではいわゆる「母乳神話」と言われる、ママたちに母乳での育児を強要する風潮はアメリカでもある。フェリシア自身も、子供に母乳ではなくミルクをあげていた時に文句を言われた経験があるという。
しかし、母乳を出したくても出ない、家庭の事情で困難、といった部外者からは分からない事情によりミルク等での授乳を選んでいる親も多い。
フェリシアは当時を振り返ながら、この写真を撮影した理由を米Peopleにこう語った。
「母乳ではなくミルクをあげるようになったら、息子の体重が増え始めたの。それによって、自分も母親としてより幸せになった。世の中の女性には、愛を持ってさえいれば、それぞれの方法で赤ちゃんに授乳すれば大丈夫って知ってほしい」
フェリシアの投稿のコメント欄には、授乳に関する悩みを抱えていた多くのママから賛同の声が届いている。(フロントロウ編集部)