『ライラの冒険』待望のドラマ化
世界的ベストセラー『ライラの冒険』のドラマ化が決定!全8話で、出演はダフネ・キーンやジェームズ・マカヴォイなど。イギリス史上最も製作費をかけたと言われる美しく幻想的な本編映像が予告編でお披露目され、話題となっている。本作品は、放送前にもかかわらず第2シーズンが決定していて、イギリスの放送局BBCとアメリカの放送局HBOがタッグを組んだことで注目を浴びている。
「邪悪とは何か、聞いただろう」や「すべての子供の悪夢には、真実がある」などのダークでファンタジックなセリフと美しい映像が魅力的なドラマ『ライラの冒険』。
『ライラの冒険』の原作は、イギリスの児童小説家フィリップ・プルマンが書いたファンタジー小説で、『第1部:黄金の羅針盤』『第2部:神秘の短剣』『第3部:琥珀の望遠鏡』の全三部構成。現実世界によく似たパラレルワールドに住む11歳のライラ・ベラクアが主人公となり、さまざまなパラレルワールドを冒険するストーリー。
2007年にはニコール・キッドマンやダニエル・クレイグ出演で『第1部:黄金の羅針盤』が映画化されけれど、その後は製作中止などが続いてしまい、なかなか続編やドラマ化が決まらないままだった。原因は、金融危機や興行不振だといわれているが、物語の設定自体が「反キリスト教的だ」という理由でボイコット運動が行われた、ということもあった。
今回製作に携わる米HBOは、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』やドラマ『GIRLS/ガールズ』、そして2019年のエミー賞で12もの受賞を果たしたドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』などを製作した会社で、共同制作のBBCはドラマ『ドクター・フー』やドラマ『SHERLOCK/シャーロック』、ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』などを製作した会社。どちらも有名作品を多数生み出してきた伝説的な会社のため、『ライラの冒険』では、ダークな世界観の魔法と呪文と獣たちの素晴らしい映像を披露してくれるだろうと話題。
キャストのダフネ・キーンはマーベル映画『LOGAN/ローガン』で少女ローラ役を務めた期待の新人。ジェームズ・マカヴォイは映画『X-MEN』シリーズのプロフェッサー役を務め、現在映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』で人気上昇中。また、『SHERLOCK/シャーロック』でモリアーティ役を務めたアンドリュー・スコットも出演予定。
ドラマ『ライラの冒険』は、英BBCで11月3日から、米HBOで11月4日から放送開始。
ちなみにドラマ『ライラの冒険』の撮影地は英ウェールズ。ウェールズは、“英国の中の異国”とも呼ばれ、昔からの風景が色濃く残る地域のため、魔法や妖精、ドラゴンや騎士などの伝説や民話がたくさんあり、パラレルワールドを舞台にした『ライラの冒険』には、ぴったりの場所。(フロントロウ編集部)