時計はいくらで売れる?
メッセージ性のあるTシャツを展開するSogoryoのオーナーであるボビー・サラツァーが10月にツイッターに投稿した父と息子の物語が大反響を呼び、約4万3,000回もリツイートされている。以下がその物語の全訳。
「死期が近い父親が息子にこう言いました。
『この時計は200年以上も前のもので、お前のおじいちゃんが私にくれたものだ。これをお前にやる前に、通りにあるお店に時計を持って行ってこれをいくらで買ってくれるか聞いてきてくれないか』
行って戻ってきた彼が父親に『時計屋さんは古いからって理由で5ドル(約550円)と言ったよ』と言うと、父親は『コーヒーショップに行ってきてくれ』と言いました。行って戻ってきた彼が「父さん、5ドルだったよ」と言うと、父親は『美術館に行って時計を見せてきてくれ』と言いました。
行って戻ってきた彼は『100万ドル(約1.1億円)を提示してきたよ』と言いました。すると父親は、『正しい場所に行けばお前の価値は正しく評価されるということをお前に伝えたかったんだよ。だから自分を正しい場所に置きなさい。そしてそうでないときでも、怒ってはいけないよ』と言いました」
この話を伝え終えたサラツァー氏は、「君の価値をわかっている人は、君の存在を大切にする。そう扱ってもらえない場所には留まってはいけない」とコメント。
ツイッターでは投稿が拡散するとコメント欄にコメントがあふれて、ときには議論になることだってあるけれど、この父と息子の物語を伝えた一連のツイートは単純にリツイートする人がほとんどで、このメッセージをまわりにも共有したいと思った人が多かったよう。(フロントロウ編集部)