歌姫マライア・キャリーが、「女の敵は女」という対立を勝手に作り上げることは、1番変えていかなければならないポイントだと力説した。(フロントロウ編集部)

数々のコラボを経験してきたマライア・キャリー

 1990年に鮮烈なデビューを果たし、「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」や「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー(Always Be My Baby)」など、今なお世界中で人気の定番ソングを生み出してきた歌姫マライア・キャリー

画像1: 数々のコラボを経験してきたマライア・キャリー

 今よりもさらに女性が生きづらい時代に成功を収めたマライアは、その当時、あらゆる物事に決定権を持つのは男性しかいなかったと振り返り、「私は早いうちから、男性の世話にはなりたくないと決意してたの」と語る。

 今では、自身が決定権を持つほどの大物になったマライアだけれど、音楽業界が成長していくためには、まだまだ変化が必要だと考えているという。米Varietyのインタビューでこう語った。

「もっとも変わらなければいけないことは、女性たちを対抗させようとするのを止めること」

 マライアがこう考える理由は、自分自身があるシンガーと対立しているかのようにされた経験があるから。それは、マライアより少し年上のシンガー、ホイットニー・ヒューストン

画像2: 数々のコラボを経験してきたマライア・キャリー

 音楽業界がマライアとホイットニーを対抗させた時、2人は「お互いを知りもしなかった」そう。

 しかしそんなマライアとホイットニーは、1998年に数々の賞を受賞した楽曲「ホエン・ユー・ビリーヴ(When YouBelieve)」で共演。今は亡きホイットニーとの共演はマライアにとって、「それは女の友情だった。私たちは2人ともそう感じていたはず。彼女は私を嫌っていないどころか、一緒に笑い合う素晴らしい時間を過ごしたの」と振り返るほど、良い思い出になっているそう。

 だからこそマライアは、「自分が尊敬する女性との友情は、非常に重要なもの」であるとし、女性たちを対立させてスキャンダルを作り、それを話題にエンタメのビジネスを盛り上げる社会に警鐘を鳴らした。

画像3: 数々のコラボを経験してきたマライア・キャリー

「女の敵は女」は本当?

 1938年に映画『Woman Against Woman(意:女 対 女)』が男性プロデューサー兼脚本家と男性監督によって制作されてから80年あまり。

 多くの女性が団結し、女性の自由のために声を上げ始めたことで、「女の敵は女」説にも多くのセレブが反論の声を上げている。

 シンガーのリリー・アレンは、他の女性シンガーと比べられることについて、「同じ性器を持って胸があるからって、(他の女性シンガーと)同じカテゴリーに入れられるのは好きじゃない。誰も“リリー・アレンvsエド・シーラン”とは書かないのに」と米Rolling Stonesのインタビューで回答。女性がそう扱われる理由について、「男性が最後の抵抗で『お互いに嫌な気持ちにさせてやろう』ってだけだよ」と一刀両断した。

画像: 「女の敵は女」は本当?

 また、アメリカで活躍する女性シンガーたちの人気投票がツイッター上で行なわれた際には、シンガーのキャリー・アンダーウッドが「もっと多くのメディアが、女性の成功を、女性たちを対立させることなく祝福してくれたらいいのに…」と発言。シンガーのマレン・モリスも、別の人気投票の際に「選ぶ必要はないよ」とコメントした。

画像: キャリー・アンダーウッド(左)とマレン・モリス(右)

キャリー・アンダーウッド(左)とマレン・モリス(右)

 女性が女性に対抗してしまうシチュエーションには、男性による問題もあると指摘されている。経済学者のロビン・J・エリー氏は、1980年代に女性が働く環境を調査。女性が少ない環境、つまり男性優位の環境では女性であるだけで昇進できる可能性が低く、そのため数少ない昇進のチャンスのために女性が争わなければならないという結論を出した。(フロントロウ編集部)

この記事を気に入ったら、「FRONTROW」のfacebookページをいいね!する

This article is a sponsored article by
''.