来日中の俳優アーノルド・シュワルツェネッガーが、良き友人でライバルでもある俳優のシルヴェスター・スタローンを陥れるために、わざと「最低の映画」に出演させた過去を暴露した。(フロントロウ編集部)

最低だと知ってて出演をすすめる

 いよいよ11月8日(金)からシリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』の公開がスタートする俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが、80年代にライバルとしてしのぎを削りあっていた俳優のシルヴェスター・スタローンを陥れるために、わざと「最低の映画」に出演させた過去を、米人気トーク番組『Jimmy Kimmel Live(ジミー・キンメル・ライブ)』で明かした。

 アーノルドいわく、80年代は筋肉の“質”から、出演映画の興行成績、持っている武器の大きさ、さらに映画のなかで人を殺した人数やその殺し方まで、ありとあらゆることで比較されていたという2人。当然、アーノルドもシルヴェスターのことをライバルとして意識していたそうで、当時の2人はまさに「戦争の真っただ中」だったそう。

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 そんなアーノルドに対し、番組司会者のジミー・キンメルが風のウワサで耳にした、「アーノルドがわざとシルヴェスターのことを“最低の映画”に出演させた」という話の真偽を問うと、アーノルドから「ほんとだよ。それも(戦いに勝つための)作戦のひとつだった」という衝撃の答えが返ってきた。

 なんでも最初にその“最低の映画”のオファーを受けたのはアーノルドだったが、台本を読んで「クソだ」と思ったアーノルドは丁重に出演をお断り。その後、同じ映画のオファーを受けたシルヴェスターから連絡を受けたアーノルドは、「出演を考えてる。素晴らしいアイディアだと思う」と思ってもないことをシルヴェスターに伝え、同様にアーノルドのことをライバル視していたシルヴェスターは、その言葉を聞いて即効で出演を決めたそう。

 “駄作になる”というアーノルドの直感は当たり、案の定、映画は彼の言葉を借りると「トイレに真っ逆さま」という散々な結果に終わった。

 ちなみに、シルヴェスターがアーノルドに騙されて出演してしまった作品は、1992年公開の映画『刑事ジョー ママにお手上げ(Stop! Or My Mom Will Shoot)』。気になる人はチェックしてみては?(フロントロウ編集部)

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