エマが名声に悩んだ過去を告白
映画『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニーを演じ、大ブレイクした俳優のエマ・ワトソン。今もなお高い人気を誇る同作に出演したことで世界的な俳優となり、これまでに数々の映画に出演している。
そんなエマが、同シリーズの成功で得た突然の名声に罪悪感を抱き、セラピーを受けていたことを英Vogueに語った。
小学校で行なわれたオーディションをたまたま受けて『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役に抜擢されたエマ。その後1作目が公開されると瞬く間に名声を得ることとなったけれど、エマ本人は、ハーマイオニー役が自分でよかったのかと疑問を抱いたという。
「セラピーの席に座りながら、罪悪感を覚えていた。なぜ私なんだろう?私よりももっとこの映画の成功で得たような名声を求め、喜べる人がいるはずなのに、って。たくさん罪悪感に悩まされた。脚光を浴びることをもっと楽しまなくちゃ、ワクワクしなくちゃって思ったけど、実際はとても苦労したの」
エマは、大きくなりすぎた注目や名声に押しつぶされそうになっていたことを告白した。
輝かしいキャリアの裏側で悩んだことを明かしたエマだけれど、自分の中に平穏を取り戻せたのは家族のおかげだと明かし、「私は母の娘で、父の娘。私は姉でもある。私には家族がいる。私には来た場所があって、そこに根がある」と、家族という存在がいることで自分が誰かを忘れずにいられたと話した。
成功したことで得た名声に苦しんだ過去を持ちながらも前に進み続けるエマは、現在は俳優だけでなく、その名声を生かしアクティビストとして活躍。多くの人に勇気を与えている。(フロントロウ編集部)