「暇しか潰すものがない」
大ヒットSFアクション映画『ターミネーター』と『ターミネーター2』の続編として公開された映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』。
同作で、「シュワちゃん」ことアーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800と28年ぶりにシリーズ復帰したリンダ・ハミルトン演じるサラ・コナー、マッケンジー・デイヴィス演じる未来から送り込まれた強化型兵士のグレース、そして、ナタリア・レイエス演じる“物語の鍵を握る女性”ダニーをとことん追いつめる悪役として登場するのが、ガブリエル・ルナ演じる、冷酷非道な新型ターミネーターのREV-9。
劇中では熾烈な戦いを繰り広げる宿敵同士のアーノルド演じるT-800とガブリエル演じるREV-9だが、カメラが回っていないところでは、アーノルドとガブリエルの間にピリピリムードが漂うわけではなく、メインキャストのなかでは2人きりの男性キャストということもあってか、むしろ仲良し。
ガブリエルが、大先輩として慕うアーノルドとのほのぼのとした様子が伝わってくる撮影中のオフショットを公開した。
「『暇しか潰すものがない2人のターミネーター』と題されたシリーズのワンシーン」という捻りのきいたジョークとともに、ガブリエルがインスタグラムに投稿したのは、楽屋用のトレーラー内に設置されたテーブルでアーノルドとチェスに興じる姿を撮影した写真。
チェスといえば、じっくりと時間をかけてプレイするゲームなだけに、このゲームを選んだということは、アーノルドとガブリエルが、結構な長さの暇をつぶさなければいけなかったことがわかる。
アーノルドは、顔半分が溶け頭の内部が丸見えになった特殊メイクを施したままの姿なので、おそらくこの写真は、過酷なバトルシーンの撮影の合間に撮られたもの。
セットではアクションシーン満載でバチバチと火花を散らしているものの、楽屋に戻れば、静かにまったりとチェスを楽しむという、アーノルドとガブリエルの切り替えの良さには脱帽。
日本滞在を延長して旅を満喫
『ターミネーター:ニュー・フェイト』のジャパンプレミアに合わせて来日した際、ほかのキャストたちは、あまり積極的に外出した様子は見られなかったものの、ガブリエルは同伴した妻で女優のスマランダ・ルナとともに、誰よりもアクティブに東京の街を散策。
新宿のゴールデン街や渋谷駅前のスクランブル交差点、原宿の竹下通り、築地場外市場といった海外からの観光客にとっては定番の地を巡ったほか、日程を少し延長して京都にも足を延ばしていた。
ゲームセンターのUFOキャッチャーで獲得したマスコットを片手に嬉しそうに微笑むガブリエルの姿は、劇中で血も涙もないREV-9を演じた人物だとはとても思えないほど、とにかくお茶目だった。
(フロントロウ編集部)