2019年11月8日に公開した『ターミネーター:ニュー・フェイト』でグレース役として活躍するマッケンジー・デイヴィスは、自身が“レズビアンのアイコン的存在”と言われていることに対しコメント。(フロントロウ編集部)

『ターミネーター:ニュー・フェイト』はどんなお話?

 映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、2019年11月8日から公開が始まったSFアクション映画。

画像: ©PARAMOUNT PICTURES / Album/Newscom

©PARAMOUNT PICTURES / Album/Newscom

 映画『ターミネーター』シリーズでおなじみの“T-800”ことアーノルド・シュワルツェネッガーはもちろん、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンが28年ぶりに復帰。そして、人類救済のために未来から送り込まれた戦士のグレース役を、マッケンジー・デイヴィスが務めた。

 そんな本作は、女性同士の関係性が強調された描写が多いことが観客を魅了していると話題となっている。その女性同士のうち1人を演じるマッケンジーは、じつはこれまでに演じてきた役柄により、“レズビアンのアイコン的存在”といわれることも。

なぜマッケンジーは「レズビアンのアイコン的存在」に?

 マッケンジーはこれまでにいくつかの作品で、女性同士の深い関係性を示す役割を務めてきた。

 なかでもネットフリックスドラマ『ブラックミラー』の第3シーズン第4話『サン・ジュニペロ』に出演した際は、肉体にとらわれず好きな人と過ごせることが可能になった未来を舞台に、1人の女性と恋に落ちる役を務め非常に高い評価を得て、同作はエミー賞を受賞した。

画像: 映画『タリーと私の秘密の時間』より マッケンジー・デイヴィス(左)、シャーリーズ・セロン(右)

映画『タリーと私の秘密の時間』より マッケンジー・デイヴィス(左)、シャーリーズ・セロン(右)

 さらに、映画『ブラック・ビューティー』や『タリーと私の秘密の時間』など女性同士の親密な関係性や愛情を描いた作品に出演したことで、レズビアン女性の中では一種のアイコンのような存在にもなっているという。

マッケンジーはそれに対しどう思っている?

 マッケンジーは、世間で自分が「アイコン」として見られていることを知らなかったようで、映画の中でもそのつもりはなかったものの、そういったコミュニティの一部になれたことについて嬉しいと米Vultureに明かした。 

画像: マッケンジーはそれに対しどう思っている?

 そしてマッケンジーはインタビューの中で、「私は2つの映画で女性同士のロマンスを演じたけれど、それ以外のすべての映画では、女性のパートナーシップや友情、ライバルのようなものであり、アイコンとなったことは完全に偶然。私が若い時から考えて演じてきたことがこのような結果を生んだのは、とても誇らしい」とその心境を語った。

 またマッケンジーは同インタビューで、男性ヒーローがヒロインを守る描写に慣れている観客たちは、『ターミネーター:ニュー・フェイト』における女性同士の関係性が男女のそれと同じように感じた人もいるかもしれないけれど、『ターミネーター:ニュー・フェイト』ではそういう感情ではなく、母性のようなものだと語っている。(フロントロウ編集部)

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