SNSのダークな部分に落ちたインフルエンサー
インスタグラムにコーディネートや旅行など日常の様子を公開して、キラキラした世界感で人気を集めるインフルエンサーたち。

そんなインフルエンサーに憧れたリゼッタ・カルヴェイロという女性が、約110万円(1万ドル)の借金を抱えることとなってしまった。
リゼッタは2013年にニューヨークでプレスとしてインターンシップを開始。そんなときにちょうど浸透し始めた“インフルエンサー”という職業に憧れ、自身もその一員になりたいと思った彼女は、その生活スタイルを真似するように。
リゼッタは、わずかな貯金と複数のクレジットカードを使って贅沢な生活スタイルを追及。写真に写る自分が常に同じ服を来ることがないようにオンラインショッピングを重ね、写真に映えるような無数のアサイーボウルやブランチ、そして旅行などにお金を払ってと、フォロワーたちにいい生活を見せるためにその行為はエスカレートしていった。
そんな生活を3年続けたリゼッタは、約110万円の借金を背負うことに。頭に借金がのしかかってきながら、ウソで塗り固められた人生に生きていたようだと米Business Insiderに告白した。
インスタグラムのフォロワーやいいね!の数を人気の尺度と考える人や、行き過ぎたインスタ映えのために危険を侵す人、他人と比べることでメンタルヘルスに悩む人が続出するなど、なにかと問題が生まれているSNS。今回のリゼッタのように、他人にどう思われるかを気にし過ぎた結果、お金を使いすぎてしまう例も。

ちなみにリゼッタは、一生懸命働いてなんとか借金を払い終えたと、自身のブログで報告している。(フロントロウ編集部)