エルトン・ジョンが、自身のコンサートを鑑賞していた女性ファンが男性警備スタッフから手荒に扱われる光景を目撃。そのときエルトンがとった行動に大きな喝采が起こった。(フロントロウ編集部)

セキュリティスタッフの行動にブチ切れ

 大御所シンガーのエルトン・ジョンは、家庭生活に専念するため、2021年以降はライブ活動をしないことを表明。現在、世界各国を巡るラストツアーの真っ最中だが、オーストラリア・パースで行なわれた公演で、エルトンが自分のスタッフに対して怒りを爆発させる場面があった。

 公演の最中、興奮してステージによじ登ろうとする女性客を警備員たちが発見。もしもエルトンの身に危険が及ぶことがあってはならないと、彼らは2人係でこの女性を退場させようとしたのだが、その様子をステージ上から見ていたエルトンは、女性に対する扱い方が手荒すぎると激怒した。

 エルトンは、「おい、女性と一緒にいるそこの警備員2人!やめやがれ!」、「今すぐ彼女をステージに上げてやるんだ…何やってるんだよ、ムカつくやつらめ!」と、マイクを通してかなり厳しい口調で警備スタッフたちを叱責すると、さらに、「2人とも本当に大馬鹿野郎だ!若い女性をそんな風に扱っちゃいけない。彼女にかまうな。ゲス野郎どもが!」と説教。

 その時の様子を収めた動画がコチラ。

 海外のコンサートでは、興奮したファンがステージに乱入しようとするケースは稀ではなく、アーティストの身の安全を守るためにも屈強な男性セキュリティスタッフが配置されることが多い。しかし、彼らは相手が女性であろうと、容赦はせず、時にはかなり手荒な扱いをすることも…。

 エルトンのライブで、実際に女性がどんな扱いを受けたかは定かでないものの、警備員の粗野な対応を見かねたエルトンは、公演を一時ストップして、たとえそれが自分を守るためであっても暴力行為は認めないとキッパリと念押しした。

画像: セキュリティスタッフの行動にブチ切れ

 かなり口汚く警備員たちを罵ったエルトンだが、動画を見てもわかるように、観客たちからは大歓声が。さらに、このエルトンの対応を知った人々からもSNS上で称賛のコメントが相次いでいる。

 ちなみに、会場にいた豪『Today Pearth(トゥデイ・パース)』の出演者が現地メディアのシドニー・モーニング・ヘラルドに語ったところによると、エルトンは、その後すぐに次の曲を歌えたあと、「女性に対する暴力は絶対に許せない」と口にし、つい汚い言葉遣いをしてしまったことを観客たちに謝罪したという。(フロントロウ編集部)

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