2020年春に日本公開予定の映画『フェアウェル』で主演を務めるオークワフィナが、ゴールデングローブ賞のコメディ/ミュージカル部門(映画の部)の主演女優賞を受賞した。(フロントロウ編集部)

オスカーへの期待がかかる

 米現地時間1月5日(日)、映画界で最も栄誉ある賞と言われるアカデミー賞の前哨戦として知られる、テレビドラマ&映画の祭典ゴールデン・グローブ賞の授賞式がロサンゼルスで開催され、映画『オーシャンズ8』や『クレイジー・リッチ!』などの出演作で知られるオークワフィナ(Awkwafina)が、アジア系女優として初めてコメディ/ミュージカル部門(映画の部)の主演女優賞を受賞。

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 ここ数年、ハリウッドの話題作にたて続けに出演しているオークワフィナは、マーベル映画史上初となるアジア系ヒーローを描く映画『シャン・チー アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)』への出演も決まっており、今後の活躍がますます期待される注目株。ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞を受賞したことで、2月10日に授賞式が行われるアカデミー賞へのノミネート&受賞の可能性も見えてきている。

 ただし、白人俳優が圧倒的に有利と言われるハリウッドで芸能活動をすることを、やはり家族は心配していたのか、受賞スピーチで父親に向けて「ほら、ちゃんと仕事を取ってくるって言ったでしょ、お父さん!」と、冗談交じりにメッセージをおくった。

映画『フェアウェル』

【あらすじ】
中国を離れ、日本やアメリカなど海外に散った親戚一同が、末期がんを患った祖母のために、何十年ぶりかに帰郷し、顔をそろえることに。アメリカ・ニューヨーク育ちのビリーは、大好きな祖母が残りわずかな人生を後悔なく生きられるように、病状を伝えるべきと主張するが、中国に住む大叔母は、「がんで死ぬ人は、がんではなく恐怖に殺される」と固辞。中国では助からない病は告げない伝統があることから、ほかの親戚たちも賛同し、ビリーと意見が分かれてしまう…。それぞれが祖母の幸せを願い、時にぶつかり、時に励まし合う、愉快で優しい心温まる家族の物語。

(フロントロウ編集部)

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