マイリーの訴訟問題の行方は?
シンガーのマイリー・サイラスが、2013年発表したアルバム『Bangerz』に収録された楽曲「We Can’t Stop」をめぐって訴えを起こされていた訴訟問題。
リリース当時チャートを賑わせ、その過激なMVやパフォーマンスでも話題を呼んだ同ヒット曲だけれど、ジャマイカのミュージシャンで フローガンの名で活動するマイケル・メイが、自身の楽曲「We Run Things」に酷似していると2018年に訴えを起こしていた。
フローガンは、マイリーの楽曲に登場する「We run things/Things don’t run we」というフレーズが、自身の楽曲の歌詞「We run things/Things no run we」から盗作したものだと主張し、約330億円(3億ドル)を請求していた。
330億円という多額な金額か絡む訴訟問題だっただけに、泥沼裁判に発展するかもしれないと憶測を呼んでいたなか、訴訟問題が終結。米Reuterなどが報じている。
今回の訴訟問題で、マイリーは敗訴したわけではないため、フローガン側に賠償金を支払うことはない。判決上訴えは取り消され、双方はそれぞれ裁判に必要とした金額や弁護士への代金を払うことで落ち着いたという。
どのようにお互いが合意に至ったのかなど、裁判の詳しい内容は明らかにされていないが、マイリーが所属するソニー・ミュージックがフローガン側に示談金を払うとされている。(フロントロウ編集部)