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現在制作が進められている『ロード・オブ・ザ・リング』のドラマ版の主役を務める俳優が決定したと米Deadlineが報道。抜擢されたと伝えられているのは、メガヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で重要な役どころを演じたあの俳優!(フロントロウ編集部)

『ゲーム・オブ・スローンズ』のあの人が抜擢

 映画3部作の大ヒット後、2017年に米Amazonが約275億円でテレビ放映権を獲得し、現在制作が進められている『ロード・オブ・ザ・リング』のドラマシリーズ。

 その全貌は未だ謎のベールに包まれているものの、映画版1作目の前日譚となるといわれるタイトル未定の同作で、主人公とされる若きヒーロー“ベルダー”役を射止めたと米Deadlineが伝えているのは、2019年に8年間におよぶシリーズに幕を下ろしたHBOの大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終シーズンで若かりし頃のネッド・スタークを演じたイギリス人俳優のロバート・アラマヨ。

画像: ロバート・アラマヨ

ロバート・アラマヨ

 7歳で子役として舞台を踏んだロバートは、類稀な演技力を評価され、2011年には、米ニューヨークにある名門校ジュリアード音楽院の演劇科に入学する権利を獲得したという実力派。

 2016年にエイミー・アダムス&ジェイク・ギレンホール共演のホラー映画『ノクターナル・アニマルズ』で映画デビューを果たした彼は、『ゲーム・オブ・スローンズ』のほかにも、Netflixオリジナルドラマ『マインドハンター』にも出演。2020年には3本の出演映画の公開を控える注目株だ。

 『ロード・オブ・ザ・リング』ドラマ版の主役に関しては、2019年秋に映画『メイズ・ランナー』シリーズや映画『レヴェナント:蘇えりし者』、『ミッドサマー』などで知られるイギリス人俳優のウィル・ポールターがキャスティングされたと報じられた。しかし、11月には、ウィルがスケジュールの都合により同シリーズへの出演をやむなく辞退。ロバートはウィルの“後釜”となる形で同シリーズに抜擢されたと伝えられている。

画像: ウィル・ポールター

ウィル・ポールター


出演が伝えられているキャストたち

 さらに、ドラマシリーズには、“タイラ”という名前の女性メインキャラクターにオーストラリア出身の俳優マルケラ・カヴェナーがキャスティングされたとの情報が伝えられている。

画像: マルケラ・カヴェナー。オーストラリアのドラマを中心に活躍。2020年には出演映画『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』が公開予定。

マルケラ・カヴェナー。オーストラリアのドラマを中心に活躍。2020年には出演映画『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』が公開予定。

 そのほか、悪役“オレン”には『ゲーム・オブ・スローンズ』でベンジェン・スタークを演じたジョセフ・マウル、さらに、映画版で俳優のケイト・ブランシェットが演じた美しきエルフ“ガラドリエル”の若き日を演じる役者にはイギリス人俳優のモーフィッド・クラーク、そして、エミリア・クラーク主演のクリスマス映画『ラスト・クリスマス』に出演したイギリス人俳優のマキシム・ボールドリー、アメリカ人俳優のエマ・ホーヴァスもなんらかの役柄でキャスティングが報じられているが、今回のロバートの主役抜擢も含め、現時点では正式な発表はされていない。

画像: 左から:ジョセフ・マウル、モーフィッド・クラーク、マキシム・ボールドリー、エマ・ホーヴァス。

左から:ジョセフ・マウル、モーフィッド・クラーク、マキシム・ボールドリー、エマ・ホーヴァス。

 スピンオフの可能性を含む複数シーズンの製作が決定している同作は、1シーズンだけでも製作費1億ドル~1億5000万ドル(約107億円~161億円)は下らないという、史上最も巨額な費用が投じられるテレビドラマシリーズとなる。

 なお、映画版や前日譚『ホビット』3部作と同じく、ニュージーランドで2020年内に撮影が行われるとみられるドラマ版では現在エキストラを募集中

 その条件には、「身長が152cm以下か198cm以上であること」というなかなか狭き門な身長制限のほかに、「赤毛か白髪だったり、顔にそばかすがいっぱいある人」という毛髪に関する制限も設けられており、ファンたちの間で“斜め上を行っている”と話題になっている。

 同作の配信開始は2021年を予定。(フロントロウ編集部)

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