豪森林火災に1億円以上を寄付
オーストラリアで続く大規模な森林火災の被害が拡大するなか、被災者や被害を受けた動物たちを支援しようとセレブからも義援金の寄付が相次いでいる。
映画『アベンジャーズ』シリーズのクリス・ヘムズワースや映画『スキャンダル』のニコール・キッドマン、映画『グレイテスト・ショーマン』のヒュー・ジャックマンといったオーストラリア出身の俳優だけでなく、シンガーのセレーナ・ゴメスやピンクなど多くのセレブたちが寄付を行なうなか、21歳の若さにしてコスメブランドの監修を成功させ“史上最年少億万長者”の称号を手にしたリアリティスターのカイリー・ジェンナーも100万ドル(約1億800万円)を寄付した。
「不謹慎投稿」との指摘相次ぐ
森林火災により現地のたくさんの人々や動物たちが甚大な被害を受けているとのニュースが世界中を駆け巡った直後、自らのSNSを通じてフォロワーたちに義援金への協力を呼び掛けていたカイリー。しかし、その後、何気なくした日常的な投稿のいくつかが「不謹慎だ」と指摘を受けることに。
多くの動物たちが命を失っていることを悲しんだ投稿の直後、ミンクのファーでできたルイ・ヴィトンのサンダルを履いた足元の写真をインスタグラムで公開して非難を浴びたカイリーは、さらに、炎が揺らめく暖炉の前でポーズを決めた写真に「Find ur fire(あなたの炎を見つけて)」というキャプションを添えて公開したことで、多くの人々から批判された。
その後、カイリーはキャプションを「火」とはまったく関係ないものに変更。彼女の関係者は、「カイリーの投稿は、森林火災を意識したものではまったくなく、彼女は火災によって引き起こされた被害について、できることがあれば何でもしたいと考えている」と米Peopleに証言した。
森林火災に関する支援を呼びかけたのにも関わらず、謂れの無い難癖をつけられてしまったカーダシアン/ジェンナー家のメンバーはカイリーだけではない。
彼女の姉でカーダシアン家の次女キム・カーダシアンも、「カーダシアン/ジェンナー家の人たちは気候変動や環境保護や自然火災について熱弁してるけど、1銭も寄付なんかしていはず。すごく腹が立つ」というツイッター上でのコメントに「私たちがいくら寄付しているか知った気になってる人がいることや、いちいち金額を明かさないといけないと思われていることにすごく腹が立つ」と皮肉たっぷりに返信していた。
米NPRの報道によると、森林火災は今後数カ月間にわたって続くことが予想されており、すでに10億匹を超える野生動物が犠牲となったとも伝えられている。(フロントロウ編集部)