映画『ジョーカー』で主人公のアーサーを演じたホアキン・フェニックスが、2020年のアワードシーズンに衣装を“着回し”すると決めたという。そのホアキンらしい理由とは?(フロントロウ編集部)

ホアキンが衣装を着回しするワケ

 2019年10月に公開され、世界各国で大ヒットを記録した映画『ジョーカー』で主人公のアーサーを熱演し、米時間2020年1月5日に行なわれたゴールデン・グローブ賞で、映画の部のドラマ部門で主演男優賞を獲得したホアキン・フェニックス

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 ショービズ界の4大アワードのひとつであるアカデミー賞の前哨戦であるゴールデン・グローブ賞で主演男優賞を獲得したホアキンは、圧倒的な演技力で初となるオスカー獲得に王手をかけたが、このアワードシーズンに彼が下した“選択”も世界中で称賛されている。

 ゴールデン・グローブ賞授賞式で、ホアキンはステラ マッカートニー(StellaMcCartney)のカスタムタキシードを着用。

 ブラックでまとめたオーセンティックなタキシードに身を包んだホアキンは、これから行なわれるアワードに“この衣装しか着ない”ことを宣言したと、同ブランドの公式インスタグラムが明かした。

「こちらの男性は勝者です…、彼がステラ マッカートニーのカスタムを着用したのは、彼自身が未来の地球のため、生き物のためを思い、それを行動に移したからです。そして彼は、ムダを削減するために今季のアワードシーズンはこのスーツしか着ないという選択もしました。あなたの力になれて誇りであり光栄です、ホアキン。これからも人々をインスパイアし、輝き続けてください。ステラ」

 毎年、年明けから2月にかけては大規模なアワードが開催され、参加するセレブは様々なブランドのドレスやスーツを着用する。豪華な衣装に身を包んだセレブの姿を拝見するのがアワードの醍醐味のひとつでもあるが、それらのドレスはカスタムメイドのことも多く、そのアワードだけでしか着用されないことがほとんど。

 そこでホアキンは、持続可能な世界を実現するためのサステイナブルな選択として、衣装の着回しを決意した。

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ホアキンが選んだブランドもエコ

 ビートルズのポール・マッカートニーを父に持つデザイナーのステラ・マッカートニーによるブランドであるステラ マッカートニーは、ラグジュアリーブランドのなかでも先陣を切ってエコやサステイナビリティをアイテムに取り込んできた。皮革・毛皮を一切使用しないのはもちろん、その他の素材選びに関しても環境に影響を与えないような生産を心掛けている。

 ホアキンも、幼いころから食生活をヴィーガンに徹底しているなど、環境問題の解決について熱心に取り組んでおり、ゴールデン・グローブ賞授賞式では、会場までの交通手段にプライベートジェットを使わない“エコな選択”をして称賛された。

画像: 婚約者のルーニー・マーラと買い物するホアキン。もちろんビニール袋は使いません。

婚約者のルーニー・マーラと買い物するホアキン。もちろんビニール袋は使いません。

 ますます関心が高まるエコやサステイナビリティを後押しするかのように、ゴールデン・グローブ賞授賞式では、振舞われた食事はすべてヴィーガンに、ミネラルウォーターのペットボトルはガラスのボトルにと、環境に配慮されたメニューに変更された。(フロントロウ編集部)

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