英王室のヘンリー王子とメーガン妃がロイヤルファミリーの「高位」王族としての座を退くと発表した。(フロントロウ編集部)

「高位王族」からの退位を発表

 イギリス王室のヘンリー王子と妻のメーガン妃が公式インスタグラム「@SussexRoyal」に投稿した公式声明を通じて、ロイヤルファミリーのシニアメンバーとしての座を退くことを公式声明を通じて発表。北米とイギリスの国を行き来しながら生活する意向を明らかにした。

 以下声明全文の日本語訳。

何カ月にもわたる熟考と内々での議論の末、この機関における前進的で新しい役割を創り出すため、私たちは今年、大きな変遷を遂げることを決意をしました。私たちは、女王陛下への全面的なサポートは継続しながらも、ロイヤルファミリーの高位王族としての立場を退き、経済的に自立する意向です。
これは皆さまによる後押しのおかげであり、とくにこの数年間で、私たちはこの調整に踏み切る準備を整えることができました。
今後も、女王陛下、連邦国、そして後援を担当する団体などへの支援を続けながら、イギリスと北米でバランスを見ながら生活していくことを計画しています。
この地理的なバランスは、私たちが、我が息子を彼が生まれついた王室の伝統への感謝とともに育てることを可能にしてくれるほか、私たち家族が、今後計画している新たなチャリティ活動の基盤を築くといった、次のチャプターに進むために必要としているスペースを確保するということも可能にしてくれるでしょう。
私たちが計画している次のステップに関して、いずれ皆さんにお伝えする日がくるのを楽しみにしています。私たちは今後も、エリザベス女王陛下やプリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)、ケンブリッジ公(ウィリアム王子)、そのほかの方々への協力を続けます。
その時がくるまで、どうか、皆さまの絶え間ない支援への私たちからの心からの感謝の気持ちを受け取ってください。
―サセックス公爵およびサセックス侯爵夫人

 2020年の1年は、イギリスと北米の国を行き来しながら暮らすという、英王室史上、前例のない生活スタイルを確立する“転換期”に宛てることを明かしたヘンリー王子とメーガン妃だが、北米の国がメーガン妃の母国であるアメリカとなるのか、それとも、夫妻が長男アーチとともに年末年始休暇を過ごしたゆかりの地でもあるカナダとなるのかは明らかにされていない。(フロントロウ編集部)

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