絵を描く筆の代わりに…
イギリスのオーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に、ピンクの衣装に身を包んだ70代の男性が登場した。
Pricasso(プリカソ)という、ピカソをもじったような名前で活動する男性は、ある特殊なパフォーマンスで知られている。
それは、自身の男性器を使って絵を描くこと。
じつは彼、去年2019年には『オーストラリアズ・ゴット・タレント』にも出場経験があり、9月にはイギリスの番組『This Morning(原題)』でも取り上げられたことがある。Pricassoが自身で話したところでは、ある作品は、なんと約7,000万円で購入されたこともあるという。
しかし、手でキャンバスとイチモツを動かしながら絵を描くその過激なパフォーマンスには、気分を害す人も少なくない。そして、パフォーマーにとって1番大事とも言えるあの審査員も、残念ながら気分を害された内の1人だったよう。
名物審査員サイモン・コーウェルが途中退席
番組のプロデューサーであり名物審査員であるサイモン・コーウェルは、Pricassoのパフォーマンスを見て失格のブザーを鳴らした。しかもサイモンは、この日彼が描いた審査員サイモンとデヴィッド・ウォリアムスの肖像画を見ることなく、会場を出て行ったほど。
関係者によると、この日のオーディションではPricassoが最後のパフォーマーだったそうで、会場を出て行ったサイモンが戻ってくることはなかったそう。
ちなみに、Pricassoは自身のパフォーマンスについて、この方法は「クリエイティビティと自己表現」であり、「この行為によって性的快感を得ることはない」と語っている。(フロントロウ編集部)