歌に初挑戦したトップダンサー
テイラー・スウィフトやジェニファー・ハドソンなど、豪華なキャストが大集結した映画『キャッツ』で、主役を演じたフランチェスカ・ヘイワードは、世界三大バレエの1つである英国ロイヤル・バレエでプリンシパルを務めるトップダンサー。
『コッペリア』を踊るフランチェスカ。
多くのダンスシーンが見どころであるミュージカル映画『キャッツ』では、その才能を惜しむことなく見せたフランチェスカだけれど、歌には初挑戦。
「素晴らしいヴォーカルコーチがいたの」と話すフランチェスカは、撮影開始の数ヵ月前から受けていた歌や発声のレッスンの中で、あることに気がついたとフロントロウ編集部のインタビューで明かしてくれた。
「声帯は、ダンサーにとっての筋肉みたいなものだと学んだの」
喉の筋肉を使う。日々、身体中の筋肉を操るトップダンサーのフランチェスカにとって、その発見は役に立ったよう。
刺激が多かった『キャッツ』撮影現場
毎日のレッスンによって声量を上げられるようになったというフランチェスカは、その他にも、撮影現場で出会った仲間たちについて思いを明かす。
「ダンサーとして、私には歌うことがチャレンジだったけど、シンガーにもダンスシーンはあって、そんな時にはダンサーがシンガーを助けてた。それって、すごく良い環境だったと思う」
メインキャストからダンサーたちまで、多くの共演者と助け合うことができたというフランチェスカは、撮影中の忘れられない思い出として、共演者であり、2006年公開の映画『ドリームガールズ』で披露した圧巻の歌声で第79回アカデミー賞の助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソンと一緒に歌ったことを挙げていた。
バレエ界の至宝フランチェスカのダンス、さらには歌声まで聞けてしまう映画『キャッツ』は、全国で公開中。(フロントロウ編集部)