故コービー・ブライアントが移動にヘリコプターを頻用するようになった理由が切ない。(フロントロウ編集部)

移動にヘリを利用していた理由

 米時間1月26日にヘリコプターの墜落事故により、41歳の若さで急逝した元NBA選手のコービー・ブライアント

 弱冠13歳だった彼の次女ジアナ・ブライアントや彼女が所属するジュニア・バスケチームの女性コーチ、大学野球のアメリカ代表のコーチを務めたジョン・アルトベリ監督とその家族ら乗客9名の命を奪った事故のニュースに全世界が悲しみに包まれるなか、コービーが生前に口にした、なぜ移動の際に頻繁にヘリコプターを使うようになったのかという理由が注目を集めている。

画像: 亡くなったコービーとジアナ。コービーはバスケ選手としての将来が有望視されていたジアナちゃんに「自身のレガシーを受け継いで欲しい」と語っていた。

亡くなったコービーとジアナ。コービーはバスケ選手としての将来が有望視されていたジアナちゃんに「自身のレガシーを受け継いで欲しい」と語っていた。

 2018年、友人で元メジャーリーガーのアレックス・ロドリゲスが出演する米スポーツメディアBarstool Sportsのポッドキャスト『The Corp with A-Rod and Big Cat(ザ・コープ・ウィズ・エーロッド・アンド・ビッグ・キャット)』に登場したコービーは、日常的にヘリコプターを使って移動することを思いついたのは、より家族と過ごす時間を増やしたいと考えたためだと告白。

 ロサンゼルスを拠点とするレイカーズでプレーしていた現役時代、練習後や試合後に巻き込まれる車の渋滞にハマってしまうことが多く、そのタイムロスのおかげで子供たちの大切な瞬間を見逃してしまうことが多々あったことを明かしたコービーは、「渋滞が本当に本当にヤバくてさ。車でじっとしている間に、子供の学校での演劇会に間に合わなかったり…でも、トレーニングやスキルの修練に集中しながらも、家族との時間を持つことを妥協しない方法を思いついたんだ。ヘリなら15分くらいで帰れる」と、車移動ではなく、ヘリでの移動を思いついたことを明かした。

画像: 移動にヘリを利用していた理由

 職業柄、遠征や出張が多く、子供たちと過ごす時間を確保するためなら努力を惜しまなかったというコービー。「あまり家族と過ごせないときでも、チャンスがあれば会いに行くようにしてる。たとえそれが、たった20分間、車の中で一緒に過ごせるだけでもね」と一家団らんのためにヘリ移動を活用していると語っていた。

 コービーには、一緒に亡くなった次女ジアナのほかにも、妻のヴァネッサとの間に長女ナタリア(17)、三女ビアンカ(3)、四女カプリ(7カ月)という3人の娘がおり、子煩悩な父親として知られていた。

 ポッドキャストで共演したアレックスは、コービーの訃報が伝えられた数時間後、SNSを通じて「ものすごく胸が痛い。まだ理解できない。どうしてこんなことに…? 僕はコービー・ブライアントから本当にたくさんのことを教えられた。彼はバスケの才能に恵まれていたけど、誰よりも熱い情熱を持っていた」と悲痛なコメントを投稿。その後も、10代で出会ったコービーとの友情について振り返り、悲しみを露わにしている。

 墜落事故の原因は現時点では明らかになっていないが、コービーが頻繁に利用していたアイランド・エクスプレス・ヘリコプターズ社の元パイロットで、2014年から2016年にかけて、幾度となくコービーや家族を乗せて、今回墜落した機体を操縦した経験があるという男性は、事故は機体の不備や不具合によって発生したものではなく、悪天候が理由となったのではないかと独自に分析。

 ラグジュアリー仕様で安全性も確保されていたはずの同機体を“ヘリコプター界のキャデラックかリムジン”のようなものと呼ぶ、この元パイロットは、コービーの人柄について、寡黙ながら適度な距離感を保つ「とてもプロフェッショナルな人だった」と米Los Angels Timesに証言している。(フロントロウ編集部)

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