コービーをNBAの新ロゴにして欲しい
NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション/米プロバスケットボール協会)の元スーパースター選手で、現役時代はロサンゼルス・レイカーズに所属していたコービー・ブライアント(41)がヘリコプターの墜落事故で急逝。
彼の早すぎる死を悼み、彼とともに亡くなった次女のジアナ・ブライアント(13)を含む乗客9名の冥福を祈る声が世界中に広まるなか、コービーの生前の功績を称え、1969年の公開以来親しまれてきたNBAのロゴの白抜き部分をコービーのシルエットに変更した新たなロゴを誕生させようという署名活動が始まった。
嘆願サイトの「change.org」でスタートしたこの運動には、日本時間の1月29日未明の時点ですでに200万件を超える署名が集まっており、現在もかなりのハイペースで数字を伸ばし続けている。
シンガーのジャスティン・ビーバーやアッシャー、ラッパーのスヌープ・ドッグ、ミーク・ミルといったセレブたちも賛同を示しており、SNSを通じてコービーのシルエットをフィーチャーした"新ロゴ候補”を投稿するとともに、「#changethelogo」のハッシュタグを添えてフォロワーたちにも署名を呼びかけている。
バスケファンでなくとも一度は目にしたことがあるであろう、現在のお馴染みのロゴは、アメリカ国旗を彷彿とさせる赤と青のバックグラウンドに、コービーと同じく、現役時代はロサンゼルス・レイカーズで活躍した名プレーヤー、ジェリー・ウェスト(現在はクリッパーズのコンサルタントを務める)のシルエットを象ったもの。
ウェスト氏は、2014年の春に出演したスポーツ専門チャンネルESPNの番組内で「ロゴを変更してもらっても構わない」という主旨のコメントをしており、以来、NBAファンたちの間でロゴ変更にまつわる議論が交わされてきたが、それも後押しとなり、今回、コービーをモチーフにした新ロゴの誕生を求める声が高まっている。
ウェスト氏は、コービーにとって自身は「代理父のような存在」だったと自負するほど親しい師弟関係を築いていることで知られており、おそらくコービーがシルエットとなった新たなロゴの誕生を歓迎するのではないかと推測されている。
(フロントロウ編集部)