シャナン・ドハーティががんを再発
1990年から2000年に放送され、一世を風靡した人気ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』。同作のリブート版『ビバリーヒルズ再会白書(原題:BH90210)』が、12月から日本でもHuluで配信を開始し話題となっている。
そんななか、同作にブレンダ役で出演している俳優のシャナン・ドハーティが4日に米情報番組『Good Morning America』に出演。同番組のホストに出演理由を聞かれたシャナンは、「数日か数週間したらニュースが出てくると思うけれど、私はステージ4です。がんが再発しました。だから今日ここにいます」と回答。自身ががんと闘っていることを涙ながらに明かした。
さらに、自ら出演を決めたことについて「みんなには私の口から聞いてほしかった。事実を曲解されてほしくないから。リアルで噓偽りのない状態にしておきたい。語り口をコントロールできるようにね」と話した。
.@ABC NEWS EXCLUSIVE: @DohertyShannen opens up about her private health battle. “I’m stage four – my cancer came back.”@arobachhttps://t.co/IvsAr3odaj pic.twitter.com/Amhcm7x5Q4
— Good Morning America (@GMA) February 4, 2020
『ビバヒル』リブート版には闘病しながら出演
さかのぼること2015年に乳がんと診断され、2017年5月には順調に回復していることを明かしていたシャナン。その後、『ビバリーヒルズ青春白書』のリブート版『ビバリーヒルズ再会白書』やNetflixのドラマ『リバーデイル』に出演して活躍し、闘病生活を終えたように思われていたが、実際は再発したがんと闘いながら仕事をこなしていたという。
そんな闘病生活を「耐えなければならないつらい経験」と表現したシャナンは、がん再発を宣告されてからの想いを語った。
「「どうして私が?」と思う日もあるし、その一方で「私でよかったのかも。だって他に誰が?」って考えてしまうこともある。誰もこんな目にあうべきではないでしょう。私が最初に考えたことは、どうやって母親と夫に伝えようか、ということでした」
さらに、2019年に他界した『ビバリーヒルズ青春白書』の共演者でシャナンと生前仲が良かった俳優のルーク・ペリーにも言及。
「なぜ私じゃないんだろう?こうやって私が診断されているのにもかかわらず、健康そうに見えた人が先に逝ってしまうなんておかしいとも感じる。彼が出演した番組を称えるために、少なくとも私にできることは自身が出演することだと思いました」
シャナンは、『ビバリーヒルズ青春白書』のリブート版への参加やルークが生前出演した『リバーデイル』の追悼エピソードに出演を決めた理由とその裏にあった複雑な想いを明かした。
涙で声を詰まらせながら番組でがん再発を告白したシャナンは、番組の放送後にインスタグラムを更新。人気アニメ『ピーナッツ』のキャラクター、チャーリー・ブラウンとスヌーピーが描かれた画像には、以下のように綴られている。
チャーリー・ブラウン:人生を生きるのは1度きりだよ、スヌーピー。
スヌーピー:それは違う。死ぬのこそ1度きりだよ。人生を生きるのは毎日のことなのだから。
自らがんの再発を告白したシャナンの投稿には、ファンから多くの励ましのコメントが寄せられている。(フロントロウ編集部)