ソフィアが『ディセンダント』での初心を語る
2019年に公開された第3作目で、そのシリーズのフィナーレを迎えたディズニー・チャンネルのテレビ映画『ディセンダント』シリーズ。“もしもお馴染みのディズニーキャラクターに子供がいたら?”というユニークなテーマで描かれた同シリーズは、爆発的なヒットを記録した。
そんな作品で、白雪姫の継母イーヴィル・クイーンの娘イヴィ役を務めた、シンガーで俳優のソフィア・カーソンが、米Teen Vogueのインタビューで同作の撮影を振り返った。
「私の人生が完全に変わった瞬間だった。私はそれまで演技をしたことがなかったから。その前の仕事といえば、ドラマ『オースティン&アリー』にゲスト出演したことだけ。ケニー・オルテガの指揮のもと、クリスティン・チェノウェス(※1)やキャシー・ナジミー(※2)といった大物と、『ディセンダント』というプロジェクトに参加することは恐怖でもあったの。共演者だってそうよ。ブーブーは、すでに映画『トワイライト』シリーズに出演していたし、ダヴはディズニー・チャンネルの番組に長く出演して、私の大好きなキャメロンは本当に素晴らしいキャリアを築いていたでしょう」
※1 クリスティン・チェノウェスは、ブロードウェイミュージカル『ウィキッド』の初代グリンダ役として知られており、最近ではドラマ『glee/グリー』に出演し、『ディセンダント』ではマレフィセントを演じた。
※2 キャシー・ナジミーは、映画『天使にラブソング』の出演で知られ、『ディセンダント』ではソフィア演じたイヴィの母親役にあたるイーヴィル・クイーンを演じた。
ソフィアは、『ディセンダント』の出演にあたって恐怖を感じるほど緊張していたことを告白。主要キャストのなかで唯一、演技の経験がほぼゼロだったソフィアは、ダヴ・キャメロン、ブーブー・スチュワート、そして故キャメロン・ボイスの活躍にプレッシャーを感じていたとも話し、さらにこう語った。
「セットの初日は、オープニング曲「Rotten to the Core」の撮影だった。ママがわざわざ見に来てくれて、お腹の中に蝶々がいるって思うくらいに緊張したのを覚えている。だけど、魔法みたいな時間だったの。この映画がおとぎ話であるように、撮影もおとぎ話のようだった。歴史あるキャラクターの“娘”を演じて、あのディズニーの作品での一部になることができて、それに本当のディズニープリンセスのような役をもらえて夢みたいだった」
初日に極度の緊張を経験したソフィアは、『ディセンダント』に出演するまでに、じつは200以上のオーディションを経験。俳優になることを夢見ていた彼女は、イヴィ役に大抜擢され、その後、大ブレイクして人気俳優に成長した。
そんなソフィアは、現在は俳優として活動する傍ら、コスメブランドREVLONのグローバルアンバサダーを務めたり、シンガーとしてさらに楽曲をリリースしたり、UNICEFと組んで慈善活動に積極的に参加したりと、多方面で活躍している。(フロントロウ編集部)