結婚するのに親の許可が必要
ニコロデオン出身で90年代~2000年代初めのティーン映画に多く出演した俳優のアマンダ・バインズ(33)が、2020年のバレンタインデーに恋人のポール・マイケルと婚約することを発表した。
2019年にインスタグラムを開設して久しぶりにファンの前に姿を現したアマンダは、このプラットフォームを使い、婚約指輪の写真を公開して、断酒会の集まりで出会ったと言われるポールと婚約したことを報告。その後アマンダは、ポールとの2ショット写真を複数枚自身のインスタグラムに公開した。
晴れて婚約してフィアンセと幸せな生活を送っているアマンダだが、現時点で法的に結婚するかどうかの決定権は、じつはアマンダの母親のリン・オーガンにあり、33歳のアマンダにはない。
なぜならアマンダの母親リンは、2014年からいわゆるアマンダの成年後見人として裁判所の任命を受けて彼女の財産などを管理している。つまり、アマンダの意思決定は法的にはリンが責任を担うことになるため、アマンダの結婚を許可するかどうかもリンの決断にかかっている。
アマンダの荒れた過去が原因
アマンダの母親が後見人になった背景には、絶頂期を過ぎた2010年頃から目立つようになった彼女の“非行”がある。
2010年に役者引退を宣言するツイートをしてすぐに撤回するというツイッター上での奇行をはじめ、薬物の不法所持や違法運転などで何度も逮捕された過去があるアマンダは、アルコールと薬物の依存症にも悩まされており、リハビリ施設に入所して治療を受けていた。
2018年には、米Paperのインタビューに躁うつ病などのメンタルヘルスの問題も抱えていることを明かしたアマンダだが、現在は1年以上も酒や薬物を断った生活を送っているとし、更生に向かっていることをアピールしている。
そんなアマンダは、自身が受けているセラピーに金銭的な不満があるとして、成年後見制度の見直しを裁判所に求めることをインスタグラムで明かした。
ブリトニー・スピアーズも制度の管理下に
若くして大成功を収めたセレブが両親との間に成年後見制度を結んでいるケースは他にもある。
人気シンガーのブリトニー・スピアーズも、メンタルヘルスの問題を抱え始めた12年前から、父親ジェイミーとの間で成年後見制度を用いており、現在も法的な決断は父親の管理下に置かれている。(フロントロウ編集部)