新型コロナウイルスのため来日公演が中止・延期に
世界で8万人以上の人が感染し、日本でも250人以上の人が感染している新型コロナウイルス（COVID-19）。日本でも政府によって外出の自粛要請が出るなか、海外のアーティストが続々と来日公演をはじめアジアツアーの中止や延期を発表している。すでに振替公演の案内を出しているアーティストもいるが、まだ次の公演が決まっていないアーティストがほとんど。
フロントロウ編集部では、現在までに来日公演の中止・延期を発表している洋楽アーティストをまとめた。
アヴリル・ラヴィーン
2020年5月に約6年ぶりに来日公演を行なうはずだったアヴリル・ラヴィーン。しかし、新型コロナウイルスのため来日公演が出来なくなったことを自身のSNSで発表した。アヴリルは「連続的に発生しているコロナウイルスのため、アジアツアーを行なうことが出来なくなったことを発表しなくてはいけないのはとても悲しいです。バンド、クルー、そして私は、このツアーを世界中で行なうため一生懸命働いてきたので、とてもがっかかりしています。みんな自分の体を大切にして健康に過ごして下さい。あなたたちのことを想っているし、祈っています。そして別日の公演スケジュールの告知がすぐにできるよう望んでいます」とSNSで明かした。
グリーン・デイ
2月7日にアルバム『ファザー・オブ・オール…』をリリースしたグリーン・デイは、大阪と東京で3月に約8年ぶりとなる来日公演を行なう予定でファンは大盛り上がり。しかし、こちらも新型コロナウイルスのため来日公演が延期となっており、「残念ながら新型コロナウイルスのためアジアでのショーを健康上と旅行上の問題から延期するという苦渋の決定を下しました。本当に最悪というのは分かっている。みんなに会えることを楽しみにしているから、チケットは持っていてください。新しい日程をすぐに告知します」とSNSでコメントを発表した。
ストームジー
エド・シーランらとコラボするイギリスの人気ラッパーのストームジーは、2020年3月24日にマイナビBLITZ赤坂にて一夜限りの来日公演を行なう予定だったが延期に。しかしすでに11月5日に新木場STUDIOCOASTにて代替公演を行なうことが発表されている。
カリード
4月７日に2度目の来日公演として豊洲ピットにて開催される予定だったカリードのKHALID Free Spirit World Tour 2020 Tokyo。このツアーでは、日本をはじめ韓国やタイ、フィリピンなどを周る予定だったが、アジア地域における渡航に関する勧告や制限、そして健康と安全を理由に延期された。
フォールズ
3月に名古屋・大阪・東京で公演を予定していたフォールズの来日公演も残念ながら延期に。メンバーは今の気持ちを「未だ予測不可能な新型コロウイルス感染拡大の影響により、日本ツアー開催を断念することにしました。近日中に新たな振替公演の日程を発表出来ることを望みます。今回来日できないことは非常に残念です。チケットを購入してくれたファンや全ての方々が予定通りに来場することが困難であるという状況も理解しています。ほんの少し時間はかかるかもしれませんが、皆さんの信頼に応える為にも必ず来日公演を行います。それまでチケットを保管していてください」とプレスリリースで明かした。
ルエル
日本のフェスに多数の出演経験があり、昨年３月には初めて日本で単独ライブを成功させたルエルは2020年3月に大阪と東京で公演を行なう予定だったが残念ながらキャンセルに。しかしこちらもストームジー同様、すでに振替公演が決定されており9月29日に大阪、9月30日に東京で公演を行なう。
現段階で、3月にヘッドラインショーKNOTFEST JAPAN 2020を開催予定のスリップノット、4月に10公演以上行な予定のボブ・ディラン、ニューアルバム『マニック』を引っ提げて5月に来日公演を行なう予定のホールジー、5月に来日公演を行なうルイ・トムリンソン、初来日公演を5月に予定しているハーヴィー、そして先日発表されたプッシーキャット・ドールズなどの来日公演に関しては、まだ中止や延期の発表は行なわれていない。（フロントロウ編集部）
