DVから脱出した女性の元彼が自殺…?しかしその後、彼女は“見えない何か”に襲われていく。(フロントロウ編集部)

5月1日に日本公開される映画『透明人間』

 SFの父と呼ばれるイギリスの作家H・G・ウェルズが、1987年に発表した『透明人間』。1933年には白黒映画で初めて『透明人間』が映画化され、その後、透明人間というアイディアは様々な作品で取り入れられてきた。

 そして2020年には、透明人間がサイコ・サスペンスとしてよみがえる…。

画像: 5月1日に日本公開される映画『透明人間』

 セシリアは、天才科学者で富豪のエイドリアンから、DVを受けていた。そんななか、セシリアが地獄のような日々から逃げ出したことによって、エイドリアンは自殺し、莫大な財産を彼女に残す。しかしセシリアは、エイドリアンが自殺したとは考えられない。さらにセシリアの日常では、命を脅かす不可解な出来事が重なり、彼女は「見えない何か」に襲われていることを証明しようとするが、徐々に正気を失っていく…。

“見えない狂気 で”DV被害者の苦悩を表現

 映画『ソウ』シリーズの生みの親リー・ワネルが監督、脚本、製作総指揮を手掛け、ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のエリザベス・モスが主演を務めるという、最高のコラボが実現した本作。加害者と離れられたあとも被害者に残るトラウマや、周囲に被害を信じてもらえないというDV被害者が経験しやすい苦痛を、“透明人間”を効果的に使うことによって、観客にも味わわせるほどの作品へ昇華させた。

 緻密に練られたストーリーと、見えない狂気と闘うエリザベスの胸が苦しくなる演技から、辛口映画批評サイトのRotten Tomatoesでは、批評家からの評価が90%、観客からの評価も89%と、かなり高いものになっている。また、日本に先がけて2月28日に公開された本作の初日週末での世界オープニング成績は、54億円以上を記録した。

 映画『透明人間』は、5月1日に全国ロードショー。(フロントロウ編集部)

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