映画『アベンジャーズ』シリーズのニック・フューリー役として知られるサミュエル・L・ジャクソンが、過去に出演したクエンティン・タランティーノ監督の映画『パルプ・フィクション』で自身が演じたキャラクターの名言を、意外な形で引用していた。(フロントロウ編集部)

※この記事には映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のネタバレが含まれます。

MCUの『パルプ・フィクション』イジリ

 サミュエル・L・ジャクソンは映画『アベンジャーズ』を含むMCU10作品に、ニック・フューリー役として登場している俳優。

画像: MCUの『パルプ・フィクション』イジリ

 そんなサミュエルが過去に出演した、クエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』で演じた殺し屋のキャラクターの名言が、『アベンジャーズ』シリーズのあるシーンで引用されていることがわかった。

画像1: ©︎MARVEL STUDIOS / Album/Newscom

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 その作品とは、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』。同作ではニックは死んだことにされ、本編では彼の墓のシーンが1秒間だけ流れる。

 その墓石に刻まれているのは『旧約聖書』エゼキエル書25章17節の一節。

画像2: ©︎MARVEL STUDIOS / Album/Newscom

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 これはサミュエルが『パルプ・フィクション』で演じていた殺し屋ジュールスの有名な台詞で、人を殺す前に必ず暗唱する聖書の一節。

じつはこの墓碑、『パルプ・フィクション』の公開20周年を記念した、スタッフのお遊びだったと米/Filmでルッソ監督が明かしている。

書いてあるのは、「心正しい者の歩む道」という言葉。

 『パルプ・フィクション』では、このあとに「心悪しき者の利己と暴虐によって、行く手を阻まれるものなり。愛と善意の名によりて、暗黒の谷で弱き者を導きたる、かの者に神の祝福あれ。彼こそ兄弟を守り、迷い子たちを救う者なり。私の兄弟を毒し、滅ぼそうとする悪しき者たちに、私は怒りに満ちた懲罰をもって大いなる復讐を彼らになし、私が彼らに復讐をなす時、私が主であることを知るだろう」という言葉が続く。

画像: ©︎MIRAMAX / Album/Newscom

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 これは、タランティーノ監督が大好きな千葉真一の映画冒頭から取られた台詞で、実際のエゼキエル書の文章とは少し異なっているそう。

 ちなみにMCUは過去にも作品内で『パルプ・フィクション』のイジリをしている。(フロントロウ編集部)

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