ポテトを食べた直後から体調に異変…
今年1月、オーストラリアのメルボルン市内にある世界的ファストフードチェーン、マクドナルドでフライドポテトを購入した男性が、ポテトの中にガラスの破片が混入しているのを発見。その後、急激な体調不良に襲われ、病院で検査をしてもらったところ、体内からもガラスの破片が検出されたことがわかった。
英Daily Mailによると、ポテトを食べている時に何かが刺さるような感覚がしたため、男性が口の中を確かめたところ、幅5ミリ&長さ25ミリほどのガラスの破片が出てきた。ポテトを購入した店舗にすぐさまクレームを入れ、その足で病院へ行くも、とくに異常が見られなかったためこの日は診察だけ受けて帰宅をしたそう。
しかし、それから2日後に吐き気と激しい腹痛に襲われ、再び病院を受診。検査の結果、5ミリ角のガラスの破片が胃の中にあることが判明し、最終的に手術を受けることになった。幸い男性の命に別状はなく、現在は体調も回復しているそうだが、そもそもなぜこの男性が購入したポテトにガラス片が混入していたのだろうか?
その理由は、ポテトを保温するための装置で起こった“ある事故”にあった。被害を出した店舗で働くスタッフが調査官に語った話では、男性がポテトを購入した日、揚げたてのポテトを保温するためのヒートランプが何らかの理由で割れる事故が発生。目に見える範囲でガラス片を処理したが、ポテトの容器に紛れ込んでしまったガラス片にまでは気づかず、そのまま商品として販売してしまったということだったよう。
ちなみに、問題のあった店舗を経営するフランチャイズオーナーは、危険性のある食品を販売した罪で裁判所から罰金の支払いを命じられた。今回、とんだ災難にあってしまった被害者の男性とも、示談の方向で話し合いが行われているという。(フロントロウ編集部)