人気沸騰のホラー映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』
ホラーやダークファンタジーを得意とする映画監督ギレルモ・デル・トロが企画・製作し、ストーリー原案を担当したホラー映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』。2020年2月28日に日本公開され、話題を読んでいる。
![画像: 人気沸騰のホラー映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2020/03/09/e83d95df4e4555bfd2c4104eb2ff728117d9b7f5_xlarge.jpg)
『スケアリーストーリーズ』はもともと、その内容や挿絵の恐ろしさのせいで、全米で学校の図書館に置くことに対する論争が巻き起こった同名の児童書シリーズ。
映画は、ハロウィンの夜に町外れの屋敷に忍び込んだ子どもたちが、恐ろしい話がつづられている本を見つけ、本を持ち帰った次の日から、子どもがひとりずつ消えていき、さらにその「怖い本」に、毎晩勝手に新たな物語が追加されてしまう、という恐ろしいストーリー。
「子供が消える」ゾクッとするシーン
そんな本編から、トミーという男の子が消えてしまう恐ろしいシーンを、フロントロウ独占で日本公開する。
場面は主人公のステラとオギーとチャックが「怖い本」を持ち帰ってしまった翌日。
突如ステラたちをいじめていた町の不良、トミーが突如消えてしまったことに気づいたステラは二人を呼び出し、真剣な表情で、本に“トミーが消える物語”が突然現れたと説明し、この物語とトミーが消えてしまったことに何か関係があるのではないかと怪しむ。けれど、チャックはお菓子を食べるだけで全く信じておらず、オギーもトミーはベトナム戦争に行きたがっていたから勝手に町を出ていったのだとまったく取り合わない。
![画像: 「子供が消える」ゾクッとするシーン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2020/03/09/f96be7c64ec2518f1bd8f79a1aee52aa23acb8ad_xlarge.jpg)
深刻な表情で事のあらましを説明するステラ役を務めたゾーイ・コレッティの、熱量の高い演技に対し、見ているこちらが呆れてしまうくらい脱力しているオギー役のガブリエル・ラッシュとチャック役のオースティン・ザユルの自然な演技。今回解禁となった短いシーンは、若手俳優たちの名演技ぶりを知ることができる映像となっている。
ホラー映画は若手の登竜門
ホラー映画は、キャストのネームバリューよりも作品の面白さや怖さ、出てくるクリーチャーなどに注目が集まり、人気になっていく傾向が強い。そのため、無名のキャストや若手が起用されることが多い。
今や大スターとなったハリウッド俳優たちも、ホラー映画でスクリーンデビューを果たしている。例えば『エルム街の悪夢』のジョニー・デップや、サイコホラー『血塗られた花嫁』のトム・ハンクス、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シリーズや『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』により大ブレイクし、ハリウッドの売れっ子イケメン俳優へ変貌を遂げたフィン・ヴォルフハルトなどがその例。
![画像: フィン・ヴォルフハルト](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2020/03/09/430f2c066841f6b954e49e32d4adabb310b5802c_xlarge.jpg)
フィン・ヴォルフハルト
ホラー映画に出演している若手俳優に注目すると、もしかしたら数年後にはブレイクを果たしている?!ということも、あり得る話。
『スケアリーストーリーズ』で大ブレイク必至の3人
そんななか本作『スケアリーストーリーズ 怖い本』でネクストブレイクしそうな3人の俳優は、少し内気なメガネっ子である主人公・ステラを演じているゾーイと、頭でっかちで気が弱い性格のオギーを演じているガブリエル、そして調子のいい小心者のチャックを演じているオースティン。
ゾーイ・コレッティ(ステラ役)
![画像: ゾーイ・コレッティ(ステラ役)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2020/03/09/3c269c93b339e28c5b2ddbe3dd179295dcaed2d9_xlarge.jpg)
ゾーイは『ANNIE/アニー』(2014)や、『ワイルドライフ』(2018)などで着実にキャリアを積み、本作で初主演。ゾーイは演じたステラについて「心に闇を持った内向的なキャラクターで、10代ではあまりいないタイプ。私が(ステラの)好きな部分は、多くの友達がいて楽しい時間を過ごしている人気者ではなく、孤独を感じているところ」と内に秘めた孤独に共感しつつも、その内気な性格の殻を破り“怖い本”の恐怖に立ち向かっていく雄姿を巧みに演じ切っている。
ガブリエル・ラッシュ(オギー役)
![画像: ガブリエル・ラッシュ(オギー役)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2020/03/09/d084824da7ed720122b7d4cef7a9cf05b6feeb1e_xlarge.jpg)
ガブリエルはウェス・アンダーソン監督作『ムーンライズ・キングダム』のスコタク役で長編映画デビューを飾ると、続けて『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)と、同監督作に2連続で出演。ガブリエルは自身の演じたオギーについて「極端な臆病者なんだ。彼は、そこに“何か”があることを知ってしまうと恐怖に引き込まれる」と話し、オギーが恐怖に怯え、逃げ惑うシーンの緊迫感について明かした。
オースティン・ザユル(チャック役)
![画像: オースティン・ザユル(チャック役)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783100/rc/2020/03/09/c1a430f8ad94c4ec36191371bd3dce993a0c3a28_xlarge.jpg)
オースティンは長らく自主制作映画界で活躍を続けていたけれど、コメディ映画『フィストファイト』で演じたニール役で一躍人気者に。ザユルは自身が演じたチャックについて、「チャックは、自分が真実を言っているのに誰にも信じてもらえないことを恐れているんだ。そしてそれがすごく怖いある場面で現実になる」と明かしており本編の中でも一位二位を争うほどの怖いシーンで見せた迫真の演技について語った。
そんなキャストも内容も大注目の『スケアリーストーリーズ 怖い本』は現在日本全国の映画館で公開中。
『スケアリーストーリーズ 怖い本』
2月28日(金)新宿バルト9ほか全国公開
配給:クロックワークス
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(フロントロウ編集部)